今日の毎日新聞に社員食堂が充実してきた件について書いてあった。
ホテルのビュッフェ風の「ヤフージャパン」の社員食堂。
お値段も高めで一食600円程度だそう。
お昼だけじゃなく一日中営業していて、そこで打ち合わせもできるんだって。

いったい、どこの国の話なんだ?
東京ってこういう企業ばかりなんかな?
やっぱりIT関連って、もうかってんねんなぁ?


こうやって地方との格差、職種による格差、働き方による格差が出てくるんだね。

やっかみも入って、あたしはこの京都の片田舎で、セミの声を聴きながらコンビニ弁当を食べている。

「零細企業は人じゃないみたいな、この劣等感…」
「劣等感を感じる方がどうかしてんだよ。自分は自分さ」
「IT音痴は、この先、おまんまの食い上げだね」
「それは言える」
「いまさらでしょう?手に職つけるつったって」
「まあな。やる気の問題やろ」
あたしと中村君が新聞を読みながら、盆明けの仕事のない工場に座って話していた。
平和はええけど、仕事もない。
景気回復からは程遠い、下請け製造業。
いい技術でもあれば、頼んでくるお客はいるだろうけど、十人並み(以下かも)の技術では先が見えている。

「ほんまヒマやねぇ」
「掃除でもしますか?」
「きんの(昨日)、したけど」
「蝉取りしにいこか」
「裏山はヤマカガシがいるってよ」
「こわいなぁ」

今日は、死ぬにはもってこいの日…

だれかがそんなことを言っていたっけ。