おもかる石
FM局の収録が終わって伏見区を散策してると、伏見稲荷大社にたどりついた。

ここの境内には「千本鳥居」と「おもかる石」なるものがある。
有名な千本鳥居を抜けていけば、「命婦谷(みょうぶだに)」というお社がある。
そこに二本の石灯籠が立ってて、子供のドタマぐらいの丸い石が各石灯籠の上に置いてある。
これが「おもかる石」や。
※石灯籠の空輪(くうりん)という宝珠をかたどった石でどんな石灯籠にも乗っかってる。ただ乗せてあるだけなので、持ち上げられるんや。

これをまず見て、願い事を念じながら両手で持ち上げる。
見た目より重く感じたら、願い事は叶いにくく、軽かったら叶うかもしれないという他愛のないもんだ。
たいてい、叶わんもんやけど。

山に登るのはよして、大社に賽銭を投げ拝んで帰ってきた。

ここには狛犬ならぬ狛狐が立ってる。
稲荷やから、稲穂をくわえとる。

実りの神さんやから、そんでええねんけど。

焼き雀のにおいがしてきた。
名物や。
稲の天敵の雀を食ってしまうというんやから、あきれる。
ちょっと大きい焼き鳥はなんやと思う?
うずらや。

どっちもあんまし食うとこあらへん。
高いだけや。

あとはね、伏見人形ていう土人形に色をつけた、安っぽいのがええ値段で売ってる。
あほな観光客向けや。
それから狐面(きつねめん)のせんべいかな。
これはまあまあいけるけど。
金だして買うほどももんでもない。

伏見あたりは酒以外に見るもんはないよ。
酒もこのごろは甘いのんばっかしや。
あたしの口には合わん。

大手筋という伏見の繁華街がある。
伏見城の大手門につながってた道やからそう言うんやろな。
張りぼての伏見城は今も建ってるし。

大手筋のアーケードは坂道になってて、大阪の空堀(からぼり)商店街ほどではないけど、登りはきつい。
京阪電車の踏み切りを越えて、上がっていくと近鉄電車の高架下をくぐる。
そしたら、御香宮(ごこうぐう、ごこうのみや)さんや。
安産祈願のお宮さんやけど、伏見のお水の神さんやとも聞いてる。
この水を御香水というて酒の仕込みに使うんやて。
今は知らんで。

京都はこれから観光シーズンやね。
しかし、どこもかしこもたいしたもんあらへんよ。
庭がきれいとか、珍しい仏像が拝観できるとかって楽しい?
お抹茶ついてて、坊さんの法話が聞けると、ありがたいんかな。
まあ、富士山といっしょで、一度は来たらええけど、二度、三度と来るのはアホやな。

なおぼんの辛口「京都案内、伏見区編」でした。