今日はめずらしく陸軍ネタ。


ゲパルト対空戦車って知ってる?
 
タミヤからプラモが出てたでしょ。
第二次大戦後、NATO体制において、旧西ドイツが採用していたアメリカのM42自走機関砲の後継車だよ。
レオパルトⅠ(アインス)戦車の車台に35mm口径対空機関砲を装備したものです。
この機関砲はスイスのエリコン社製で二基を装備しているの。
で、レーダーが特徴なのよね。
電子戦が現実のものになったって感じかな。
このレーダーで、索敵と追尾が行える。
どうも、先の大戦では登場しなかったヘリコプターの襲撃を想定しているみたい。
自衛隊の87式自走機関砲もレーダーで索敵、追跡するけど、ゲパルトの特許侵害をしないように工夫されているのよ。
この戦車、NATOと深くかかわっています。

だから、集団的自衛権について、少し。

安倍首相がやかましく言ってる「集団的自衛権」は公明党も同調するようで、しっかりとあたしたちも行く末を見据えなければね。
そこで、旧三国同盟のドイツとイタリアが戦後、軍隊をどうしたのかを調べてみたよ。

まず、ドイツね。
第二次大戦が終結し、旧ドイツ軍は解体されました。
連合国によってドイツが占領されたことは日本と同じですよね。
違うのは、国土を二分されたってこと。
そりゃ、日本だって沖縄や小笠原や北方四島を分断されましたけどね。
でも国のど真ん中で分けるなんて・・・。
つまり、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)とドイツ民主共和国(東ドイツ)に分断されたんだよ。
以後、西ドイツについて書くね。
1950年に勃発した朝鮮戦争によって、東西冷戦が本格化し、東西ドイツもそのまっただなかにあったわけ。
西ドイツはこの緊張状態において、欧州防衛共同体欧州軍に参加することを表明し確認されました。
同年8月11日の欧州評議会でのことです。

でも、この欧州軍は構想のみで頓挫するの。
フランスが欧州防衛共同体条約に批准しなかったから。

とはいえ、西ドイツ国内では再軍備への準備が進んでいたよ。
まず、日本の警察予備隊のような、ドイツ連邦国境警備隊が組織されます。
新しいドイツ陸軍の誕生ですね。

世界では東側のワルシャワ条約機構に対抗して北大西洋条約機構(NATO)が成立するのね。
西ドイツは、かねてよりの計画に基づいてNATO軍に参加することになります。
こうして連邦国防省が誕生することになったの。
最初の軍備は米軍の器材引渡しで行われ、その経緯で戦車はM47があてがわれました。

日本では、安保条約反対デモがかまびすしい1969年、西ドイツでは核兵器発射能力を持つロケット砲兵大隊が計画されていたのよ。
世界で唯一の被爆国日本では非核三原則が唱えられたのに、えらい違いです。

戦車も国産のレオパルトⅠ型が配備されるまでに成長しました。
西ドイツ連邦陸軍は野戦軍と地域軍に分けられ、野戦軍はNATOの指揮下、地域軍は西ドイツ国家の指揮下というややこしいことになっていましたけど。

それでも2003年にはレオポルトやゲパルトなどの兵器はお払い箱になるんだけど。
NATO軍への参加は続き、紛争地帯に今も支援部隊が派遣されてます。

イタリア軍はどうかな?
第二次世界大戦末期も末期、ムソリーニに反目したバドリオ首相は、国王の意を受けて連合国に降伏します。
それを許さないドイツ軍がイタリア北中部を占領、ムソリーニを首班とするイタリア社会共和国を建てます。
イタリア陸軍はファシスト派と王党派に分かれて戦ったという内戦の経験を持つところが、日本やドイツにはない歴史です。
軍隊は解体されなかったようです。わかんないけど。
その後、NATO体制に参加しているのはドイツと同じです。
今は、イタリア国防省が統括しているの。
だから大きな反対もなく、国連軍あるいはNATOの一員として多くの国際紛争に軍を支援部隊として派遣しています。

このような敗戦国のその後を見て、じゃあ日本はどうするのか?
みんな、軍隊を派遣してるよ。
「国際紛争を解決するために武力」を行使するか?
憲法の範囲内では無理なので日米安保条約の範囲でやっちまうのか。
国際法上、憲法は国内法なので条約が優先します。
確か、そうだよね?
(国内の判例では憲法が条約に優先すると判示:砂川事件判決)

あたしは、もとより反対です。