暑く寝苦しかったので目が冴え、ぼくは股間に手を伸ばした。
オナニーすれば、心安らかに眠れるかと思ったからだ。
しかし、あまり硬くならない。
根本から先に向かって、親指と人差指で輪を作ってしごくのだけれど・・・
「やっぱ、母さんのアレが必要かな・・・」
ぼくは最近、オナニーするときにエロ本以外に、母の汚れた下着を使うことを覚えたのだ。
あの怪しい独特の香りを嗅げば、ギンギンにペニスが反り返るのだから不思議だった。

四十そこそこの母は、魅力的だった。
銀行に勤めていて、そのぴっちりとした制服に身を包んでいる姿は、男なら十人が十人とも、振り向くだろうと息子のぼくでさえ思う。
父は、母よりかなり歳上なので、おじいさんに見えるけれど、母は違った。
そんな母に恋心を抱く自分はどこかおかしいのかもしれなかった。
大学受験を控えているというのに、なんということだ・・・

ぼくはなるべく足音を立てずに、階下に下り、皆が寝静まった風呂場に忍び込んだ。
洗濯物のカゴの中には、父のものやぼくのものの上に、最後に風呂を使った母の下着が無造作につくねてあった。
まず、母が着ていたTシャツの脇の臭いを嗅ぐ。たっぷりと腋汗を吸い込んでじっとりと湿っている。
淡い玉ねぎのような汗の香りがした。
ひとしきり嗅いでいると、あそこが痛いぐらいに勃起した。
そしてベージュのパンティに手を伸ばす・・・腰ゴムにレースの飾りがついている。
股布の内側には恥ずかしい濃い汚れが・・・
ぼくはそっと鼻を近づけていった。
「ああ、この匂い。たまらないや」
チーズのようなくせのある雌の香りが鼻腔を満たした。
「これを持って帰って、楽しもう」
ぼくは、自分のジャージのポケットに母のパンツを丸めて押しこんだ。

「母さんのパンツを、あなたどうするつもりなの?」
後ろから突然声をかけられた。
ぼくは、凍りついてしまった。
「え?何のこと」
「ポケットに入れたでしょ。あたしの汚れたパンツ」
ぽっこりと不自然に膨らんだポケットに、ぼくはあわてて手をやった。
「あ、これ、なんでかなぁ」
もう、とぼけるしかなかった。
痛い瞬間だった。

「履くの?おしっこのとき困るわよ」
母は、意地悪く笑って言う。
「変だと思ってたのよ、パンツが最近よくなくなるから。下着ドロボーさんが持ってったのかと・・・そしたら、あなただったとはねぇ。干す前になくなるなんておかしいもんねぇ」
ぼくは観念した。
「チェッ、ばれてたのかよ・・・」
ぼくに、開き直る心が芽生えた瞬間だった。
「そうだよ。母さんのパンツでしこってたんだよ。母さん美人だから・・・」
「息子にそういうことを言われても、フクザツな気分よね。変態息子にね」
ぼくは恥ずかしさと、「変態息子」呼ばわりされたことにカチンときた。
「返すよ。こんなばっちいオバンのパンツなんか!」
パンツを打ち捨て、ぼくはきびすをかえして、二階の自分の部屋に脱兎のごとく走り上がった。

バンと戸を閉めて、ぼくは自分のベッドに腰掛けた。
心臓がバクバクしていた。
「明日から、どの面(つら)下げて母さんに向かおうか・・・父さんにもバラされるんだろうな」
ここに及んで、事の重大さを認識するぼくだった。


コンコン・・・
ノックが響く。
「入るわよ、マサト」母の声だった。
ぼくは返事をしなかった。
ガチャリとドアが開けられ、パジャマ姿の母が入ってきて後ろ手にドアを閉める。

「怒ってるの?」母がぼくに訊く。
「ううん。母さんこそ怒ってんだろ?」
下を向いたままぼくは答えた。
「怒ってなんかいないわ。でも、すこし悲しい」
「え?」
「息子のあなたが、あんなことをするなんて、信じられなかったわ。でもね。わかる気もするの」
「はぁ・・・」
ぼくは、どんな顔をして聞いていたのだろうか。

「マサトがオトナになったんだということと、それがそのまま母親のあたしに対象が向けられていたってことをね」
「・・・」
「いい?」
そう言って母は、ぼくの隣に腰掛けた。ベッドが少し沈んだ。
「マサトは好きな子とかいないの?」
「うん」
クラスの小林玲奈(れな)のことが真っ先に思い浮かんだ。
もっとも、相手はぼくのことなどこれっぽちも思っちゃいないだろうが。
だから、いないのと同じなのだ。

「いままで、ぜんぜん?」
「ああ」
「まあ、寂しい学生生活ね」
呆れたように母が言った。
「だから、あたしなんだ」
そう言いながら、ぼくの肩に母の手が回り、母の方に抱き寄せられた。
「マサトくん。あたしのことが好きなんだ。母さん、なんだか嬉しいな」
そんなことさえ言うのだ。
ぼくは叱責されると思っていたので、わけがわからなかった。

「お父さんのオンナに恋をする息子か・・・」
「なんだよ、それ」
「イケナイなあ。イケナイわよねぇ」
ふざけてるのか?ぼくはいささか不愉快だった。

「ゴメンね。マサト」ぼくの内心を察したのか、そう言ってキスされてしまった。
唇が軽く触れるくらいのキス・・・

「あたしね、してあげてもいいと思ってるのよ」
「何をさ」
「言わせる気?セックスよ」小さな声で、耳元でささやく母。
「父さんに気付かれるよ」
「お父さんはね、去年辺りから睡眠薬を飲んで寝るようになったの知ってるでしょ?起きないわよ。ちょっとやすっとじゃ・・・」
こんな、いたずらっ子のような母を見るのは初めてだった。
ほんとに「可愛らしい」表情をするのだ。母は・・・
「ぼく・・・嬉しいよ」
「はい、じゃ決まった。そこに寝なさいよ」
「え?うん」
まったく、あっさりと、それこそ掃除かなんかをするみたいな口調でぼくに命じたのだった。
ぼくは、あおむけにベッドに横たわった。
「脱ぎなさいよ。ジャージ」
「あ、ああ」
ぼくは、ジャージをとにかく脱いだ。
「パンツも」
「それは・・」
「あたしが脱がすの?しょうがないわね。あらら、こんなにもっこりさせちゃって・・・」
パンツの腰ゴムに母の手がかかり、下に引っ張られたのでぼくも助けるように腰を浮かせた。
ずるりとパンツがおろされ、ばねじかけのようにペニスが飛び出す。
「うわ、おっき・・・」
「どう?ぼくの。父さんのに比べて・・」
「いい勝負よ。こんなの持ち歩いて。宝の持ち腐れって言うのよ」
意味がわからなかったが、褒めてくれているらしい。
亀頭は完全に露出していて、恥じるような代物(しろもの)ではないことは自負していた。
「硬いのね。これは父さんに勝ってるわよ」
ぼくのペニスはたおやかな母の手でやわやわとしごかれている。
「ああ、気持ちいいよ。母さん」
「いいでしょ。自分でやるより・・・」
母の口が鈴口に接近し、キスされた。
チュッ・・・
そしておもむろに頬張られた。
初めてのフェラチオだった。
母の口腔は熱く、ねっとりとして、絶え間なく舌が動き、ぼくの腰は浮き上がった。
「はふっ」
「あむぅん」
じゅぼじゅぼと大きくストロークされて、ペニスはいやが上にも硬化してくる。
そして敏感になる。
母の顔がいやらしく微笑み、唇がめくれる。
長い髪がさらさらとぼくの下腹部をこそばせる。
「だめだよ。母さん。出ちまうよ」
「もう?」
やめてくれて、母はパジャマを脱ぎだした。
「あなた、あたしの下着を使うのはやめてね。高いんだから。トリンプなのよ。わかんないでしょうけど」
おしゃべりな母が早口で言う。
ブラをしていないので、期待を裏切らない豊かな双乳がこぼれた。
下腹はやや膨らんでいたが、たるんではいなかった。
そして、あの部分がおしげもなく披露される。
濃い毛で飾られ、ぼってりと丘が築かれていた。
その毛の合間に一筋の割れ目が見えた。
「どう?母さんの体は」
膝立ちで、ぼくの前に裸体を晒している母、朱美(あけみ)。
「すごいよ・・・き、きれいだ」
「お上手。先に舐めてくれる?それとも入れちゃうか?」
「舐めるって・・・」
「童貞くんにはまだ無理か・・・じゃ、先に経験しちゃおうね」
ぱっぱと自分勝手に決めていく、いつもの母だった。
勃起したペニスをまたぐように、母がかぶさってきた。
母の髪がほほに触れて、いい匂いに囲まれた。
腰を落としながらぼくの高まりを呑み込もうとしている。
「見える?よぉく見てるのよ。これから入れるからね」
「うん」
ぼくのペニスに母の手が添えられ、向きを母の方に修正しながらぶちゅっと差し込んだ。
「あうん・・・硬い・・」
眉間にしわを刻んで、母の表情が苦痛に歪んだ。
しかし、あとは難なく、ぼくは母の胎内に収められた。
「ああ、いいわぁ。マサトのおちんぽ・・」
母がそんな言葉を口走るなんて考えられないことだった。
「ぼくもいい・・」
「気持ちいい?セックスって気持ちいいのよ。親子でするのがイチバン・・・いいのぉ!」
「え?」
ぼくは耳を疑った。
母親が言うべき言葉としてはこれほどふさわしくないものはなかったからだ。
いくらぼくが、母親を想って自慰にふけっていたとしてもだ。
「いいわぁ、マサトの。奥に当たってる」
ガシガシと母が自ら腰を打ち付け、息子をむさぼっている。
「と、父さんとはしないの?」
「するもんですか。あのひと、インポなのっ」
これまた過激な言動である。
母親が息子にぜったい言ってはならない言葉だった。
「ああ、かったぁい。ほんと、ひさしぶりだわ、こんなに硬いちんぽ」
ぼくの理性もとうに吹っ飛んでいた。
母親の豹変に気を良くして、このまま登りつめてやろうと思った。
「母さん、ぼく、逝くよ。中に逝くよ」
「いいよ。来て、いっぱいちょうだいっ」
母は、後ろ手にのけぞって、腰を振った。
ぼくのペニスが抜けそうになるが、そこは上手に母がコントロールする。
よほど、この体位が好きみたいだった。
母の内部がきゅうっと締まり、ぼくを搾る。
その摩擦で限界に近づいた。
「いいのか?母さん。出すよ。妊娠するかもよ」
「いいの、いいのよ。妊娠したってかまうもんですか。産んでやってもいいわ。マサトの子なら」
「じゃあ、遠慮なく、母さん!」
ずぼ、ずぼ、ずぼ・・・
ぼくは母の腰を両手でがっしりつかんで、半身を起こした状態で射精に備えた。
「ううう、うあああ」
ブッシューッ・・・
音がするくらい激しく、ぼくは何度も濃い精液を我が母の中に放った。
「あうっ、くっ、くれるのね・・・母さんに。マサト・・・」
慈母のような表情でぼくを抱き寄せ、髪を優しくなでながら、胎内に息子の愛の証を受け取ってくれているようだった。
「ああ、いっぱい・・・いっぱいよ」
「母さん・・・」

ぼくたちはつながったまま、長い時間をただよった。