あたしも青いころは、左翼思想に染まった時期があったよ。
もう「べ平連」の時代じゃなかったけどね、キャンパスで民青同盟の人に誘われたりしなかった?
ビラまいて、オルグやって、アジって、立て看板書いて、総括して・・・
(あ~青いな~)

高校生の頃に、本多勝一とかの本を読んでりゃ、左傾化するのもしかたない。
そんでも、軍用機とか太平洋戦争の本も読んでたりして、うまく(?)バランスをとっていたというか、「方便」で自分をごまかしていたというかそんなところでした、あたし。

そこで学んだことは「極左と極右は似てくる」ということなんだな。
彼らの思想のトップ同士がもしだよ、会見すれば、意気投合するんじゃないかと思うんだよ。
(そんな企画も、週刊誌ネタであったと記憶している。覆面座談会ってやつ)

国を憂(うれ)いているのは、なにも右翼の方ばかりじゃない。
愛国の心は、日本人なれば、自然に湧き上がってくるもんでしょう。
(なお、右翼左翼という言い方は、三部会から引き継いだ革命後のフランス国民議会の座席がそういうように分かれていたかららしい)

武者小路実篤の「馬鹿一(ばかいち)」だったか「真理先生(しんりせんせい)」だったか忘れたけど、その作品中で「大賢(たいけん)は大愚(たいぐ)に似たり」という諺(ことわざ)を引いていた。
めっちゃ賢い人は、どこか「愚かしい」部分を持つという。
逆説的に、愚かしい人を見て「馬鹿だ」と蔑(さげす)むのは、ちょっと待ったほうがいいよ、もしかしたら天才かもしれないから。
「馬鹿となにかは紙一重」なんてね。

人の思想は、磐石(ばんじゃく)か?というとそんなことはない、ふらふら動いているものなんです。
ただ、「磐石を装いたい」というメンツみたいなものからか、「自分はブレてない」と強調するようですね。
みんな、ブレまくっているはずなんですよ。ほんとは。

科学者は比較的、そのあたりに節操が無いというか、正しい理論にすぐ鞍替えするもんです。
また、そうしなければいけないと教えられた。
「間違いは素直に認めよ」と。
そりゃあ、間違った理論を墨守(ぼくしゅ)するほうがかっこ悪いじゃないですか。

科学は思想に強く影響されるんだけど、それによって真実が歪められてはいけないんです。
ガリレオもそうでしたし、コペルニクスもそうでした。
ダーウィンの進化論だって、いまだ「信じねえぞ」っていう宗教家もいます。
まあ、ダーウィニズムも推測にすぎないので、いつか覆る可能性はありますよ。
(ほんとは人類だけ、どっかの星から地球に植え付けられたんだという証拠でも出たらね)

知らないことは、知らないでいい。
知りたかったら、知ればいい。
今はわからなくても、そのうちわかるから。
(でもね、人の秘密を知りたがるのは、やめたほうがいいと、なおぼんは思います)