あたしね、子供の頃、けっこういろんなものをねだって買ってもらってたんだよね。
一人っ子やったからさぁ。
おねだり上手の、悪い小娘やったんや。

もう、今はどこにいっちゃったかわかんない、思い出のおもちゃをご披露しましょ。

思いつくまま書いてるからね、時系列になってませんよ。了承しなさいよ(毎度えらそうやな)。

まずは、けん玉・・・。おでこに当たってアオタン作ったことしか覚えてません。
はやったんだよ。これ。
どうでもいいことだけど、けん玉ってのは世界中にあるらしくてさ、そのルーツはフランスにあるんだって

お次はマトリョーシカ。これは母からもらったんだと思う。
この入れ子人形はロシアの名物としてみんなが知っているけど、もとは日本の七福神の入れ子人形をまねて作ったのだという人もいるんだよ。どうでもいいけどさ。

ヨーヨーもクラスではやったんだよ。すぐ買ってもらっちゃった。
やっぱり、男の子らにはかなわない。どうもうまく遊べないんだなぁ。「もういいや」って・・・

カチカチボールはご存知かな?正式にはアメリカンクラッカーというらしいけど。
こいつも、すったもんだで買ってもらって、すぐ飽きちゃった部類。
二個の樹脂製の球体が紐で結ばれており、紐の中点をつまんで二等辺とし、球同士を当ててカチカチと弾かせて遊ぶの。
あぶねえんだこれがまた。

トムボーイよ、トムボーイ。(ウィキで調べたらスリンキーともいうらしいね)
あたしは、しつこく母にねだって買ってもらった覚えがある。かなり熱心だったぞ。
鉄のバネなんだけど、薄いから、扇子のようにパラパラ動く。階段の上から落すと、まるで階段を自分の意思で下りるようにパラパラと運動し最下位まで独りでに動くの。
不思議な光景よ。まったく。もう夢中になったなぁ。
階段さがしまくってたよ(あたしその頃、平屋の長屋住まいだったんで)。
その後?引っ張って伸びちゃったからくず鉄になりました。
(ラジオのアンテナのコイルにしてみようと思ったけど、被覆してないからコイルにならなくて実験失敗。紙挟むとかやったんだけどね。所詮子供の浅知恵ですわ)

スピログラフは夜店で買ってもらった(あたし、ホントねだるのがうまいんだ)。
固定歯車と遊星歯車(ピニオン)の組み合わせで、美しい軌跡を描く製図器具ですわね。
数学では内サイクロイドという関数なんだって。
フォト・ペンジュラムといって、電球(今ならLED)を紐につけて懸垂させ、フリコにして、その軌跡を下からカメラでシャッター開放で撮影したらこういったサイクロイド図形が得られるんだって、高校の理科の先生が言ってた。

万華鏡(カレイドスコープ)はたぶん、あまり言葉もしゃべれない小さな頃に、すでに手にしていたおもちゃだったよ。
幼稚園ぐらいになっても、なんか一人でさみしいとき覗いてた覚えがあるよ。
小学生になって、とうとう中身を知りたくて壊した。
三枚の鏡とビーズやらプラスチックの破片が出てきた。のちに母の三面鏡で同様の実験を思いつき、からくりを知ることになりました。

アリの飼育セットは従弟とあたしに祖父からのプレゼントとして一台ずつ買ってもらった。
でもあたしは三日坊主でやめちゃって、どうなったかな?従弟はやり遂げたと聞いたけどね。
どうも生き物を飼うのは苦手なんだなぁ。
ネコはいるけど、ヤツは居候であって、あたしはなんにもしてません。飼ってるって自覚なし。

ゲルマニウムラジオのキットはみんな叔父が作ってしまったんだ。
あたしは、スパイダーコイルを巻くのがめんどくさくなって、投げ出したからしかたなく叔父が後をひきついでくれた。半田ごてを始めて使った第一号だな。
叔父にゲルマニウム検波回路の説明をしてもらったけど、当時のあたしはまったくわかってなかったよ。

中学のときに買ってもらったポケットカメラは、おもちゃとはいえない本物だった。
110フィルムというポケットカメラ専用のフィルムを入れて、ギザを爪で「じーこじーこ」とフィルムを巻くのよ。
修学旅行に持っていったらみんなが写してくれって、あとで焼き増しがたいへんだったわ。

最後は、ちょっとディープなところを。
あたしね、顕微鏡持ってたんだよ。
小6のときに父がクリスマスプレゼントに買ってくれたんだ。
プレパラート、カバーグラス、バルサム樹脂、ピンセットなどがセットになった、子供には本格的な顕微鏡だったのだよ。
たまねぎの細胞とか、ダニとか糸くずとか髪の毛とかいろいろ見たなあ。
ゾウリムシやミジンコは動くから楽しいよね。
走光性といって、光のほうに集まる性質(逃げる性質だったかな?ちょっとあいまい)も見たよ。

中学になって、ある男の子(今は社長さんになってはります)とあたしの顕微鏡で遊んでて、彼がちょっと待っててねといってトイレにプレパラートを持って入ってしまったことがあった。

長いことかかって、出てきたんだけど。
「どうしたん?おなかの具合が悪いの?」
「ううん。これを見ようと思って」
彼の手には白い液体の載ったプレパラートがありました。

「何それ?」
「精子」
「え?どっからそんな・・・」
「おれの」
どうやってそんなものを出すのかあたしはまったく知識がなかったんです。
だから不潔だとか、いやらしいという感情も起こらなかった。
あたしが、男の子の生理を理解するのは高校になってからでしたから。
(知ってたら、張り倒してたかもね)

彼は、ハカセみたいな表情であたしの顕微鏡を操作して、覗いていました。
「あ、動いてる」
「動いてるの?」
高倍率では集光が悪く、とても暗いのですが・・・
たしかに、視野に細かいものがちょこちょこ振動しているように見えました。
接眼×対物で計算上500倍でした。

かのレーウェンフックも精子をみたといいます。
※顕微鏡でいろんな生物を観察した偉人です。

ただ自分のかどうか?
(そんなもん自分のに決まってるやろ!と、だんなは言いますが。みなさんもそう思います?よね~)