【トン発公開番号】A2015-003
【発明の名称】飲料用容器接続用吸い口構造物
【技術分野】容器>食器
【要約】市販のペットボトル飲料容器に装着し、市販ストローを差し込むことにより衛生的でかつ、片手で容易に飲用に供することができる吸い口構造物に関する。
【請求の範囲】
【請求項1】市販ストローを使用の都度装着してなる、ペットボトル飲料容器用の吸い口構造物
【請求項2】市販ストローを固定し、内容液を漏洩させないために、ストロー外径に合致したゴム製Oリングを用いて成る請求項1の吸い口構造物
【背景技術】
行楽やスポーツ実施状況下において、飲料水を摂取するには古来より水筒が用いられてきたが、水筒は蓋の開け閉めが煩雑で、特に片麻痺の障害者などが簡易に飲むには程遠い容器であった。
近年、水筒も発達し、片手でポップアップ式に蓋が開き、そのまま口をつけて飲める「吸い口」式のものもよく使われている。
しかしながら、吸い口径が大きいため、障害者や走りながら飲んだりする際には「誤嚥」しやすく危険である。
そこで、ストロー式の細い口径の吸い口が好適に用いられるようになった。
ただ、こういった吸い口一体型のものは、何度も使うと不衛生になりやすいという欠点があった。
これを解決するために、市販のペットボトル飲料の容器にそのまま装着する吸い口が考案され、廉価に供給されるようになって、幼児や老人および障害者などにも安全に利用されている。
これらの中には、市販ストローを吸い口に連結させて用いるものがあり、ストローは使用の都度、新しいものと交換できることから、衛生的にも配慮されている。
ただ、これとても、ストローを吸い口に連結させているので、ストローを更新しても吸い口及び構造物は不衛生なままになりやすい。

【発明の詳細な説明】
発明者は、これらを解決すべく鋭意検討し、市販ストローそのものを吸い口として利用し、かつ、市販ペットボトル飲料容器に装着できる構造物を考案した。
市販ストローを用いる吸い口付属物は前例があるものの、樹脂構造物の吸い口にストローの一端を押し付けて固定するもので、異径接合によっているため、外れやすい。
ストローが構造物から外れてしまうと、もはや吸い口の用を成さず、使い物にならないばかりか、内容物が流出してしまうことになる。
異径接合でも、構造物をペットボトルに締めこむことでペットボトル底にストローの一端を押し付けて固定しうるが、ストローの端面を斜めに切除するなどの加工をしないと、飲料液が吸い込まれないことになる。
そこで、本発明は、市販ストローをそのまま吸い口に利用すべく、ストロー外径にやや小さいゴム製Oリングを構造物内に装置し、これによって、ストローの抜き差しと液面までの長さ調整を容易にし、かつ内容物の流出も防ぐことができるものである。
構造物の断面を図(略)に示すが、概説すると、本発明の構造物は、市販のペットボトル口径の雄ネジと同ピッチの雌ネジを有し、該ボトルの口上端と発明品の内部が接する部分にゴム製ワッシャを挿入しておき、ネジを締めこむことで該ボトルと発明品が押し付けられ内容液が漏れることを防いでいる。
ゴム製Oリングは当該ワッシャの奥の凹部に挿入されており、当該ワッシャで固定される。
本発明の本体構造物は硬質の樹脂製であり、加工性を重視したものであればいかなる材質のものでも構わない。
また、吸い口たるストローを保護しかつ液漏れを防ぐための蓋を要するが、蓋は紛失しないように本体構造物とヒンジ式で一体加工されていることが好ましく、突起によるワンタッチ開閉を可能にする従来技術が適宜用いられる。
ストロー吸い口からの液漏れを防ぐために、蓋を閉めることで、ストロー自体を折って口を塞ぐ方式や、ストロー端面を蓋内面に押し付ける方法があるがいずれを用いてもよい。
本発明に用いられるOリングやゴム製ワッシャは食品衛生的に問題の少ないシリコンゴム製もしくはフッ素樹脂系のものが好ましい。

【実施例及び比較例】明細書参照

【出願人】後藤尚子(特許庁長官命により住所または居所は省略)
【発明者】同上
【代理人】なし
【出願日】2015年5月7日

これはね、旦那のために発明してやったの。
たぶん先行技術がふんだんにあるんで、特許としては認められないかもね。
百円ショップにいけば、この発明のものは見つからないけど、似たようなものはあるわ。
どれも一長一短で、あたしは気に入らないから、これを考えたのよ。
「新規性」はないけど「進歩性」はあるんじゃないかな。へへへ。
「容易に類推できる」って?
失礼しました。
だから「トン発」なのよ。