串本世留蛇(ぜるだ)というアダルトビデオの男優さんがいる。
顔は十人並みなんだけど、アソコが立派なので、写りがいいと評判の人なのだ。

大きいということは、もちろん、「すっとした」立ち姿で、カリの鋭角な張りと、色艶の具合、陰嚢の下がり具合、左右バランス、どこをとっても非の打ち所がないの。

藤堂真司監督と仕事をするようになって、あたしは串本氏と何度かお会いすることができたし、撮影現場にもご一緒させてもらった。

藤堂監督は、男優のペニスの立派さをことさら強調するためか、女優には、なるだけ小柄な娘(こ)を選ぶ。
その時の女優さんは、二十一だとか言うてたけど、もうちょっと行ってるかも知れなかった。
池乃るり華(いけのるりか)という芸名だか本名だかわからない子で、胸はそこそこ、身長は148cmって言うから、小学生みたいな体つきなんだ。
そんなのが串本氏の巨根で貫かれるのだから、いい作品になるのは間違いなかった。

最初のカラミに入るまでに、ディープスロートシーンを撮ることになった。
照明は自然光と、ハロゲン光源をレフ板で当てて、4K(カメラ)で撮る。
るり華の目鼻立ちのはっきりした化粧映えのする顔と、串本世留蛇のスーパーチンチンがドアップとなる。

「大きいし、太い」
あたしの第一印象だった。
それまで、藤堂のや、中西くんのを見ているが、彼らだって、普通の男性よりは、大きめなんだけど、串本氏のは、全体のバランスがいいのだ。
アフリカの木彫で、リアルな男根のそそり立った灰皿があったが、あれに似ているかもしれない。

るり華はそれでも、懸命に頬張って、歯も当てず、舌も可愛く絡ませながら、上目遣いも指示通りで演技してくれた。
台本はなく、るり華に「とにかく、男優を褒めろ」と監督から指示されていた。

「おおきい・・・すごいわ」
「るり華ちゃん、うまいよ」
「あは・・あむ・・・お口がいっぱいになって、あふ・・・」
おあつらえむけに、よだれがたら~りとるり華の口角からこぼれる。
モニターには、嫌らしい映像がばっちり映っていた。

カリと竿の直径バランスがいいのが、小さな女優の口と相対的に写って、男にはとてもそそられるシーンだ。
るり華の細い手首と、ペニスの太さがほぼ同じ・・・
「こんなのが、この子に入るの?」
あたしは、疑問だった。

カリビアン・コムの仕事で、以前に、アラブ系のダルビッシュのような男優さんに会ったが、彼も、日本人離れしたいいモノをお持ちだった。

いよいよ、カラミで挿入シーンとなったとき、監督が、
「騎乗位で初めてみようか」
「え~っ」
「るり華は、どう?串本さんの入る?」
「ちょっとキツイかな、でもやってみる」
というわけで、騎乗位シーンとなった。
見事に立ち上がった串本ペニスは、仰向けなので、おへそに付きそうになっている。
るり華がまたがって、うんこ座りで手を添えて入れようとするが、逃げる。
なかなか入らない。
るり華が小さすぎるんだ。
イルカに乗った少女だな、まるで・・・

見かねて、串本が竿を立てて、押しこむ。
「ぎゃっ」
悲鳴が上がったが、そこは、よく濡れていたのか、おどろくほどスムーズに呑み込まれた。
痛々しいくらいに、膣が拡げられ、周囲がピンピンに張っている。
「破けそうよ・・・大丈夫?」
と、あたし。
「大丈夫だって、ほら、あの娘から動き出したじゃないか」と監督。

アン、アンとよがり声を上げながら、るり華は巨根を呑み込んで腰を積極的に使っている。
まあ、赤ちゃんが通るぐらいなんだから、あんなペニスぐらいどうということはないのだろうけど。

ストロークの長い抜き差しを監督が二人に指示し、そこを引きで取り、再び、局部のアップに移る。
激しいセックスシーンで、少しインターバルを取ったんだけど、そのとき、るり華ちゃんが興味深い感想を述べた。
「串本さんがゆっくり入ってくると、空気がブリブリって出るような感じでね、次に勢い良く抜かれたときに、お腹の中が吸いだされるような、すっごい気持ちいいの」
あたしもペニスが太めの男性との経験で、そういうのを感じたことがあった。
女の胎内がペニスの挿入で排気され、勢い良く抜かれると減圧になって、子宮とかが引き出されるような感覚のことを言っているんだろう。
コルク栓を抜くような、「ポン」って音がするんじゃないかって感じね。
硬くて太いおちんちんは、なかなか良いものなのだなぁ。

インターバルの後、るり華の向きを変えさせ、股の方から、下から突き上げさせ、そのアップも撮った。
「るり華、中出しはオッケー?」
「いいや、もう。やっちゃう」
「そうこなくっちゃ。じゃあ、串本さん、中出しで」
「わかりました」
丁寧な受け答えで、串本氏は応じた。

それにしても、ほれぼれするペニスだった。
一度、るり華に差し込んで、勢い良く、弾力をつけて抜き去るところなんか、武士の業物(わざもの)みたいで、あたしだってしてもらいたくなったくらい。
正直、濡れてます(そのためにナプキン挟んで仕事します)。

正常位で、激しく突き上げ、るり華は演技ではなく、本当に逝かされているみたいだった。
「いくよ、るり華」
「きてぇ。あたしの中にだしてぇ!」
「うああああっ!」
串本氏の巨体が打ち震え、るり華の細い腰を手前に引いて奥深く果てたようだった。
カメラが追う。
ペニスが長々と抜かれ、痛々しく広がった女陰から、ドボリと白い液体が噴出した。
「すごい量だ・・・」
あたしはびっくりした。
そのアップを数分、カメラが撮り続け、カットとなった。
「はぁい、お疲れ様、お二人さん、バスタオルをして、こっちで飲み物でも」
あたしは、彼らを別室に案内した。

あたしの脳裏には、串本世留蛇の美根が焼き付けられ、とうぶん、「おかず」に困らないなと思ったわ。