とうとうヒトからゴリラに新型コロナウィルスが感染し、動物園でクラスターが発生したそうだ。
アメリカでの話だが、ウィルスの型は感染力の強いデルタ株だそうだ。
霊長類は互いに遺伝子が似ていることもあって、ウィルスの伝搬が起こっても不思議ではないのである。
ただ、この事実は、新型コロナウィルスがヒトに対して脅威であるということの裏付けになる。
ワクチンよりも変異株の増殖スピードが追いついていないからだ。
「ウィズ・コロナ」なんて能天気なことを言っているけれど、未来はきわめて暗い。

『チコちゃんに叱られる』で「ヒトの唇はなぜ赤い」という問いかけをしていたね。
私は「いいのかよ。NHKでこれを掘り下げて」と思ったよ。
案の定「サルのお尻」の話になった。
繁殖期のメスは、ニホンザルでもチンパンジーでもそうなのだが、赤く腫れるので、ヒトの唇はその「写し」であるという説だ。
先生が言うように「目線」が性的アピールのキモなんだが、チンパンジーの場合、ほぼ四足歩行(ニホンザルも同じ)なので、オスの視線の高さとメスの臀部の高さがほぼ同じであるというのだ。
そして、ヒトは進化の過程で二足歩行を獲得し、オスの目線はメスの臀部よりも高い、互いの顔の位置に上がる。
すると、メスの性的アピールも顔に集中するので、組織の似ている唇がその役目を担うのだという説である。
実際、顕著な唇を持つ霊長類はヒトしかいない。
じゃあなぜ、ヒトのメス(女)だけでなくオス(男)にも唇が備わっているのか?
この答えは明らかにされなかった。残念である。
私は、NHKが「臀部」と直接表現を避けたが、むしろ「陰唇」が肥厚して赤く見えるとすべきではなかったかと思う。
「サルの尻だこ」は、大陰唇の延長であろう。毛細血管が集中し、皮膚も薄く、血液の赤色の鮮やかなるのは、まさに「陰唇」だからであり、それはヒトの唇も同じである。
陰唇の機能は何であろうか?
膣口や尿道への感染症や異物混入を避ける目的だけだろうか?
私はやはり「性的アピール」をも担っていると思うのである。
南アフリカのサン族の女性に、陰唇をことさら引き延ばして「ホッテントットのエプロン」と蔑称される風習があったことが一つのヒントになる。
セックスの際、大きな陰唇はかえって邪魔なのにである。
もっと言えば、陰唇によってその表面積の増加が見込め、膣やアポクリン腺から発せられるフェロモンや匂いの拡散に一役買っているのではなかろうか?

ヒトの唇は男女ともに発達したが、女はことさら紅を引いたりしてアピールを強める。
そして「キス」をするのも洋の東西を問わない。
おそらく女も男の唇に性的な魅力を感じているはずであり、また感覚器官として発達した唇は、性器としての機能を発揮したのだと思うのである。

ただし、NHKで、お子様もご覧になる番組では「ここまで言って委員会」となってしまうだろう。

もうひとつ「トランプはなぜ52枚なのか」という疑問だった。
結論から言うと「わからない」のだそうだ。
4種のマークがあり、それぞれ13枚で合計52枚である。
ハートやスペードなどは四季を表していて、364日(13×28)となり、一年には一日足りないからジョーカーを一枚入れてあるという(二枚ジョーカーが入っているのは閏年の分だとか)説があるが、これは後付けらしい。

私もその由来を知らないが、マージャンをするのでトランプと似ているところがあるなぁと以前から思っていた。
トランプがスペード、ハート、ダイヤ、クラブの四つの組があり、マージャンも筒子(トンズ、ピンズ)、索子(ソウズ)、萬子(ワンズ)、字牌(ツーパイ)の四組がある。
ポーカーにもマージャンにも「あがり役」があり、それらの役に強弱がある。
マージャンの役は三つの牌からなる順子(シュンツ)、刻子(コーツ)で4組12の牌(面子:メンツ)と対子(トイツ)という二枚同じの牌の雀頭(アタマとかマクラとも)をそろえて14枚の牌で「あがり」とする。
※順子は「1,2,3」などのように同じ組で昇順に並んだ三組の牌を言い、刻子は同じ組の同じ数字、または同じ字牌、つまり三つとも全く同じ牌の組み合わせを言う。

なお例外的な役の組み合わせに「七対子(チートイツ)」や「国士無双」および、槓子(カンツ)という四枚が同じ牌を刻子と同じとみて役に組み入れる場合がある。
マージャンをする人には釈迦に説法であるが…

このようにマージャンとトランプゲームがよく似ているのはルーツが同じだからだと言われている。

大学時代は、といっても四回生になってからだが、マージャンに夢中になった。
卒業研究もそこそこに、雀荘「大三元」に悪い先輩方としけこむありさまで、たばこも増えた。
咥えたばこで、牌をかき混ぜている(自動卓はまだ珍しかった)女など、とても親に見せられないすがただった。それも化学の研究室だったから汚い白衣をまとってである。
たぶん、私は、そういったバンカラな学生時代を送った最後の世代だったのだと思う。
今のこぎれいな学生さんで、学生時代にすでに事業を興したり、ボランティアに勤(いそ)しんだりというような、あるいは学費を稼ぐためにブラックなバイトに搾取されたり、借金地獄にすでに陥っているなどという悲劇はなかった。
バイトはあくまでも遊ぶ金のためであり、コンパや部活の合宿費用であったりと、きわめて学生らしい動機だった。
バブル前の、景気が良くなりつつあった、1980年代に、親のすねをかじって、いい思いをさせてもらった最後の世代であった。

思い出に耽る、昭和37年生まれ、寅年の女である。では夜長のウィスキーを一献…