「おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)」になったことがある人がほとんどだろうが、これも「ムンプスウィルス」という感染症である。
典型的な飛沫感染症であるから、濃厚接触者のマスク、手洗いは予防のために必須である。
ところが普通の生活で「おたふくかぜ」を防ぐために手洗い励行、マスク着用とは言われないのに、新型コロナウィルスではもはや強制である。

この違いは集団免疫にあると考えられる。
つまり、「おたふく」はたいていの日本人は集団免疫を子供頃の罹患で獲得しており、一度「おたふく」の免疫を獲得すると、ほぼ生涯、この病気には罹患しても発病しない。
と、言われていたが、大人になってから「おたふく」に罹って、苦しむ人が増えている。
ひとつに、子供たちの生活環境が変わり、衛生観念のいき届いた環境で健やかに育った大人が初めて、人込みで「おたふく」を、めでたくもらってくるからだと言われている。
昔から言われている「おたふく」の集団免疫から漏れている人々が一定数いるのだった。
そこで「おたふく用ワクチン」が用意されたのである。

それでも「おたふく」と「新コロ」の違いが気になる。
「おたふく」は一度罹患するか、ワクチン接種でもはや二度と「おたふく」に罹らないのに、「新コロ」はワクチンを二度、いや三度接種しても、流行は収まらないし、重症になる人は一定数いる。
この差は「おたふく」のウィルスの変異が少ないからで、「新コロ」は変異が頻繁だからだと説明される。ウィルスの遺伝子が書き換えられにくい代表が「おたふく」であり、書き換えられやすい代表が「新コロ」なのだった。

ところで「おたふく」の症状は、急性期には発熱と耳下腺の腫れであったが、後に、髄膜炎や膵炎、精巣炎(女性は卵巣炎)を惹起する。
大人になってから「おたふく」になると男性不妊症になるという「うわさ」は、この精巣炎のことを言っているらしいが、精巣炎自体は治れば精巣が正常に働くし、男性不妊症になるという確率は低いそうである。

このようにウィルス感染症がさまざまな「後遺症」を伴うのは、ウィルス感染がきっかけとなってヒト免疫細胞が抗体をつくり、新たなウィルスに対抗する防衛力となるのだが、その一方で、抗体が「興奮」して、過剰反応を示し、人体のあらゆる場所でウィルスはすでに駆逐されているにもかかわらず暴れるから、髄膜炎などの「膜炎」や血栓症を起こして梗塞や栓塞で脳や肺胞の末梢壊死につながって重症化するのだった。
そのウィルスの変異が頻繁な「新コロ」と、あまり変異しない「おたふく」とでは、抗体の興奮度が異なり、症状の急変重症化につながっているのではと考えられる。

ゆえに「ワクチン接種」によって免疫細胞の抗体の「慣らし」をすることで、実際にウィルスに感染してもあまり興奮させないようにするのである。

一般論として、「ちゃんと臨床評価されたワクチン接種は受けるべきだ」と結論できる。
あくまでも「ちゃんと臨床評価」されていることが条件である。

mRNAワクチンはとても早く完成されたがそれでも、臨床が間に合わないまま許認可となった。
mRNAが遺伝子なので、それを接種されると、ヒトの遺伝子に取り込まれて遺伝子が変化して新たな病気になるのではという「デマ」が飛び交っている。
これはPCR検査でも使われている「逆転写」のことを曲解して流布されているらしい。
結論から申し上げて、mRNAが「逆転写」されることは、ものすごく低い確率ではありうるかもしれないが、それは天文学的数字で割ったほど小さい。
もっとも、数千万年から数億年単位でこういった「逆転写」による他者の遺伝子取り込みが、進化の原動力になったのだろうが。
※mRNAはメッセンジャーリボ核酸の略で、遺伝情報を伝達するためだけの核酸である。逆転写させるためには、そのための酵素が必要だし、またさらにヒトのDNAに組み込むための酵素も必要で、ウィルスはそういうものを「感染用工具」として有しているが、ワクチンにはそんなものは元から入っていない。ウィルスはヒトに病気を感染させるが、ワクチンは抗原抗体反応を与えるだけ(副反応はそれである)。

ワクチン接種による「不妊」も考えられない。
反対に、新コロ感染による「不妊」や「流産」はあるかもしれない。
ウィルスはヒトの細胞分裂の活発な場所を「工具」を使って攻めるからだ。
ウィルスはヒトの正常な細胞に寄生して、RNAの転写増殖をヒトの細胞にさせて、その細胞を内部から破壊し、どんどんウィルスのコピーを繁茂させるのである。
いっぽうで、ワクチンは、ウィルスの「スパイク部分」を記憶した抗体を増殖させるが、ウィルスは増えない。

このことがわかれば、ワクチンを接種しない理由はないのである。
しかし、それには「ちゃんとした臨床評価」が終わっている必要がある。

現行の数社のウィルスは「安全」だと政府と医師会、マスコミがこぞって喧伝するが、どう安全なのか、一部死者が出ている懸念についてなどの情報をまったく開示しない。
「異物混入」についても調査もしていない。ただそのロットを排除しただけである。
忙しさにかまけて、「私たち政府の言うことを信じなさい」としか言わない。

私たちは、政府の言うことを手放しで信じて、これまでろくなことがなかった。
だから、一定の数の、ワクチン接種反対者がいるのである。
別にデマゴギーに惑わされて言っているのではない。
※政府お抱えの忽那賢志(くつなさとし)医師がよくワクチン接種推奨のプロパガンダを垂れ流しているが、どうやらワクチン製薬メーカーからカネをもらっているというF社内部からのタレコミがあるらしい。もっとも、彼がもらっているのか、彼以外の医師がもらっているのかはっきりしない。

もう少し、国民の信頼を得られる政府にならないものか?
ワクチン接種で容体が急変し、死んだ人がいることは事実で、遺族も不信感がぬぐえないのである。
起こってしまってからでは遅いということを、政府は真摯に受け止めてほしい。

一か八かで「打つ」のなら「打ったほうが」いいと、私は思う。
このばくちは、競馬より当たると思うから。
「副反応(正しい免疫反応)」を辛抱すれば、まず重症化は免れる確率が高い。
アレルギー反応も免疫反応であるから、甘受せねばならないものだ。
血栓症も過剰な免疫反応の一種であり、若い人に出やすいのは有り得ることだ。
これらはウィルスには無関係で、ワクチンによってつくられた抗体が起こす反応である。
ワクチンを打てば、健常な人でも発熱や倦怠感は出て当たり前で、出ない人はあまりワクチン効果が期待できないはずだ。