息子とキャッチボールができないお父さんが多いらしい。
というか、したことがないと・・・
あたしは、女の子だったので、そういう遊びは父とはしなかったけれど。

でも、あたしの中では、男の子というのはお父さんとキャッチボールをして大きくなるもんだと思っていたから、少なからず驚いた。

父と息子ってどんな関係なんだろ?
友達みたいな?
それとも、先輩後輩?

飲み友達のおっさんどもに訊いてやった。
「おれ?したよ。オヤジとキャッチボール」
がっちゃんからは、普通にそういう答えが帰ってきて、安心した。
「グローブを買ってもらってさ、嬉しかったなぁ。でもオヤジ、ムキになっておれに教えるもんだから、いやになっちゃって」
「星一徹みたいに」
「まさしく、それ」
「わはは。うちも一緒やったな」
と、クルマ屋
「けど、息子とキャッチボールなんかしたのは、もういつのことやら覚えてへんなぁ」
しみじみ、猪口を口に運びながら言う。
「おれんとこは、娘ばっかしやから、そういうのナシやね。さびしなぁ」
とは、がっちゃん。

あたしは、前にもブログで触れたように、とは話はよくしたけど、スポーツとか遊びをいっしょにしたことはなかった。
その代わりに同居していた父の弟(叔父)があたしの遊び相手だった。
キャンプやアマ無線、ラジコンなどはみんな叔父が一緒に遊んでくれたから体験できたのだ。

父から教わったこともないことはない。
映画や文学、絵画のこと、日本史のことは父からの受け売りだった。
デタラメも多かった。
父は、昔の物語などを上手に落語みたいに話してくれるので、それが楽しかった。
そうそう、落語をよく演じてくれたっけ。
あたしが風邪を引いてふせっているときに、一席、枕元でやってくれるの。
どっからどこまで正確に演じているのかわかんなかったけれど。
何種類かの演目が混合されているのもあったのかもしれない。
適当にはっしょるので、わかりやすかったけれど。

言葉のキャッチボールは父とよくしたほうだと思う。
もちろん、母ともね。
あたしが饒舌なのは両親のおかげかも。