月曜日の昼下がりは、なおぼんのリクエストアワー「ぼんリク」でお楽しみ下さいませ~
今日のゲストは、アマチュア歌手の手前味噌、森田検索です。
「よろしくぅ」

提供は、「信じれば愛」でおなじみの宗教法人転生教教団でお送りいたします。

「いやあ、今年も残すところ、今日を入れてあと4日ですよ、森田さん」
「もう、言わんといてください。それ聞いたら、せわしのうて」
「あたしもね、普段せえへん、掃除をきんの(昨日)、したんですわ。ほたら、腰が痛うて」
「なおぼんは、普段、掃除をしまへんのか?そやから、押し詰まってから大変なんや。毎年、言うてまっせ」
「わぁってるって。森田は几帳面やからね、そやない人もようけいるのよ。世の中」
「なおぼんは、断捨離とか、コンマリとか無縁でんな」
「ああ、あんなうっとうしいのは、願い下げや。好きなもんに囲まれてぐっちゃぐちゃで暮らすのがあたしの流儀やからな。あたしは頭がええから、どんなに混沌としてても、いるもんは見つけられるねん」
「はいはい。では、最初のお便り…と、これはメールやね。え?ファクス?あ、そう」
「貸してみ、あたしが読むから」
「そやねぇ、おれ、ゲストやもんねぇ」
「え~と、最初のお便りはファックスでいただきました。枚方は光善寺のラジオネームひらりんさんからです」
『いつも、楽しく聴かせていただいております。あたし、どうしようもない女なんです』
「いきなり、来ましたでぇ。どっしよもない女のかた。どこがどう、どっしよもないんでしょうか」
『あたしね、若い男の子が好きでたまらんのです』
「湿ってきたな。この話」
「シリカゲル入れときましょか」
「股に?」
「いちいち、つっこむなって」
『息子の友だちの、ゆう君。背がスラっとしてて、目がキレイで、声がまた、高くもなく、低くもなく…』
「読んでて、あほらしなってきたな」
「同感」
「ひらりんさん、おめでたい話なんで、リクエストの曲いきますわね。高石ともやさんの「想い出の赤いヤッケ」です、どうぞぉ」

「森田くんね、今日の毎日新聞の余録にこんなことが書いてあってん」
「浜村淳さんでっか?パクリでっせこのコーナー」
「まあ、聞きいな。堤清二さんて知ってるやろ」
「そら、セゾングループの社長さんやった人でっしゃろ、だいぶ前に亡くならはったはずですけど」
「うん、2013年に亡くなったと、ここにも書いてあるわ。この人、東大に入って共産党にも入ってはってんて」
「へぇ、そら知らんかった。でも作家として…たしか」
「辻井喬(たかし)ちゅうペンネームで書いてはったと、ここにもあるわね」
「お父さんが代議士で、そのカバン持ちやってはったんでしょ?」
「そうそう。この人は、左から右と大きく思想が振れるんや。そういう自分を楽しんでるようにも見えるね。ちょっと読むよ」
「どうぞ」
「『楯の会』の制服を作るなど、三島由紀夫と自殺の直前までつきあいがあったこと。相性の悪かった中曽根康弘元首相とは、俳句を通じて話をするようになったこと。自らは革新支持でも、『人間としてまっしぐらに生きようとしていれば、右でも左でも構わない』」
「ふ~ん」
「あたしね、この『右でも左でも構わない』ってとこが好きやなぁ」
「ええ話ですねぇ」
「右でも左でも、国を憂う気持ちは同じなんよ。余録にもあるように北一輝なんかがその典型やわ。あたしも、前に言うたかな。右翼のトップと左翼トップがひざを交えて語らえば、結局、同じ目標に向かっているんだと肩を抱き合うんじゃないかと」
「中道というか保守がいちばん、どうしようもない立場、なおぼんの言う「大人の立場」でっしゃろ?極左、極右は子供じみている」
「そうなんよねぇ」

「さて、次のお葉書。寝屋川市は萱島(かやしま)駅前のラジオネーム、チンカステラさん…どこで切ってええのかな。チンカス?」
「あきませんて。まだ日が高いですから」
「チンカ・ステラさんかな。なんか西洋人っぽいやんか。チンカーベルみたいで」
「まあ、そのくらいで」
「じゃああ、チンカ・ステラさんのリクエスト、広瀬香美さんの『ロマンスの神様』で~す」

「昨日ね、あんた『ちびまる子ちゃん』観た?」
「ああ、観ましたよ。『サザエさん』がなかって、一時間の特番やったんですね」
「まる子とたまちゃんの友情のやつ、泣けたな」
「あれ、ようできてましたね。おれも、ホロッとさせられました」
「今の子やったら、なんでケータイで連絡取らへんのって思うやろなぁ」
「そうそう、そういうものが無い時代のほうが、友情の重さっていうか、表面だけの付き合いやないっていうか、大事なもんがよくわかったと思うんですよ」
「相手の立場を考えるということに、ちゃんと行き着いている。そこが大事なんよ。小さいうちに、そういうことを経験しとかんとなぁ」
「そうですねぇ。今は相手の気持なんか読まんと、自分勝手にLINEでいじめたりするらしいし。ちょっと返事が遅かったりしただけでですよ」
「ほうかぁ、辛抱でけんようになったんやなぁ。ITのせいやな」
「まったく」
「あたしな、ああいう脚本が書きたいと、つねづね思ってんねん」
「まだ、やったはるんでっか?物書き」
「やってるよ。マスカキみたいなもんよ。あたしにしたら」
「あきませんて。番組でそういうことを言うたら」
「かめへんがな。だれもわかるかい」
「わかるわっ!」

「森田くん、タコみたいに赤くならんと、次のリクエストにいきましょか」
「赤ら顔なんですっ!」
「血圧高いんか?コニール飲んだらどうや?」
「どうもないです。早よ、次いってください」
「では、出町柳のラジオネーム、ゴルゴ十三(じゅうぞう)さんからのリクエスト、AKB48の「365日の紙飛行機」です。これはNHKの朝ドラ「あさが来た」のテーマですよね。毎朝見てますよぉ。なんでNMBに歌わせへんのやぁ!こらぁ!」

さあ、みなさんも「ぼんリク」にお手紙、メール、ファックスを。
お待ちしてま~す。