あたしの「アダルト創作」のみインデックス(もくじ)を作成しました。
簡単なようで、なかなか…

ほかのカテゴリにはインデックスは、もうつけません。
勝手に探して、お読み!ピシっ(鞭の音…最近SMもええかなと)
(いつもながらタカピーな、なおぼんですな)

「習・李体制」とは聞きなれないでしょう?
あたしも言い始めですわ。
でも、皆さんには、ニュースでもおなじみの体制のはずなんです。
お隣「中国」の政治体制を端的に表現した言葉です。
つまり習近平国家主席と李克強首相の二人体制を、彼らの姓を取って「習・李体制」と言うのです。
暗殺のうわさもある習近平主席ですが、中国共産党の中ではリベラル派と目されて、人民の側に立った政策を推し進める姿がよく報道されます。
しかしそれは一面であり「太子党」の習氏は、みずから共産党の強化に余念なく、彼の片腕で後輩の李克強とともに反乱分子の抑え込み、報道の規制、検閲、厳罰を容赦なく行います。
※「太子党」とは「親の七光り」で中国共産党の幹部に居座る子弟をいいます。

「みせしめ」による人民の締め付けは毛沢東依頼の中国共産党の常套手段です。
ただ、習近平は父の習仲勲とともに毛沢東による文化大革命によって「冷や飯」を食わされた側であり、そのやり方を踏襲するところからも、共産主義の限界を感じます。
「一国二制度」や「中台一国」を標榜し、南シナ海への覇権を見せつけて、アメリカと対峙する習近平は、自由主義的な部分を巧みに共産主義に取り込み、アジアはおろかヨーロッパやアフリカへの影響力も誇示します。
あたしは、共産党とは別に「客家(はっか)」という特有の民族の存在も大きいと思います。
かつて鄧小平主席(当時)が客家出身だったと聞きます。
客家は日本では「華僑」として古くから親しまれていて、それ自体はアジアでは珍しくもない。
彼らの外へ向かう「フロンティア精神」は、日本人より数万倍は強く、困難を困難とも思わないすさまじい力です。

習近平は、北京の清華大学で化学を学んだ理系の人らしい。
そして、「省長」を経て中央へのし上がった「やり手」です。
胡錦涛・温家宝時代の後を襲った習近平ですが、上海閥(江沢民派)とは争った経緯があります。
今も、上海閥に対する粛清が続き、さきの暗殺計画の噂の根拠になっているらしいの。

南沙諸島への人民解放軍の進出や、尖閣諸島付近の海警艦の領海侵犯などが習近平の差し金のようにも伝えられますが、どうもそう簡単ではないらしい。
習主席と人民解放軍の軋轢があり、軍を御しえない主席の焦りも見え隠れします。
アメリカや日本との対決姿勢は、内国の人民に向けた強気のパフォーマンスと見て取れます。
「反腐敗」「脱貧困」をスローガンに内外にアピールする習・李体制は、今後、どのようにかじ取りをするんでしょうか?
習主席は、アメリカのトランプ次期大統領とは、オバマ大統領よりはうまくやれるとでも思っているのでしょうか?
ウイグルやチベットでの人権侵害問題を内憂とし、北鮮や香港ともなかなかうまくやれない彼は、やはり、焦りを感じているのではないでしょうかね。
少なくとも、日本とはうまくやっていけないだろうという予想はつきます。
「緊張と緩和」を使い分けながら、安倍首相の出方を待つ構えでしょうか。

では「中国経済」は減速しているのか?
これが、あたしにはわからない。
莫大な購買意欲や富裕層の厚さを見れば、彼らの経済力が日本を大きく凌いでいるのは事実のようです。
どうやら「稼ぐ力」を身に着けた中国人は恐ろしく前向きに日本にやってきています。
中国資本が当たり前に日本喰いを行っている。
ヤクザの世界でさえそうなんですよ。

人民元切り下げなんてのは、ちらつかせるだけで習近平は、これっぽちもやる気がない。
このままブルドーザーのように外貨獲得と資源獲得に走るでしょう。
中国には、十億ともいわれる人口を食わせるだけの仕事は、探せばある。
ただ、少子高齢化と格差は日本の比じゃない。
とはいえ、格差自体がエネルギー(価値)を産むのね。
経済は急流にたとえられ、上流から下流に急峻で落差があるほど仕事が大きいという力学に従うの。
日本は「総中流・安定」という落差の少ない経済を選んだために儲けも薄いのよ。
日本は「相対格差」という真綿で首を絞められるような貧困が問題視されているようね。
中国のそれは絶対的格差で、弱肉強食で下剋上。
戦国時代さながらの、血で血を洗うような格差なのよ。
転落は死を意味するわ。
日本ももうすぐそうなる。
セーフティーネットは、目が粗く、スカスカで、誰も助けやしない。
働かざる者食うべからずを地で行く社会がすぐそこまで来ています。
いやはや、遣唐使以来、中国には学ぶことが多いわ。