夏の飲み物として思い出すのが「リボンシトロン」です。
ラジオ体操の参加カードの裏側に、「リボンちゃん」と「リボンシトロン」が広告として載っていた。
「三ツ矢サイダー」みたいな透明のサイダーですが、かんきつ風味だった。
どうやら「シトロン」とはかんきつの一種らしい。
その果汁が入っていたのかどうかは、あたしは知らないけれど、「リボンシトロン」はだんだん町から消えていった。
そしてあたしの記憶からも薄れていった。
今はどうなっているのだろう?

このころの清涼飲料水はみな瓶入りで、王冠を開けないと飲めないの。
だから栓抜きが必要なのね。
駄菓子屋のおばちゃんに栓を抜いてもらうか、自販機に仕込んである栓抜き穴に瓶を突っ込んで開けるかです。
ほかに「チェリオ」とか「ミリンダ」、「セブンアップ」を麦わら帽子の男の子たちと一緒になって飲んでいた。
リトルリーグに入っていたころも、練習が終われば、駄菓子屋に直行です。
不思議と、「コカ・コーラ」や「ファンタ」は高校になるまで出会わなかった。

噴水型ジュース自動販売機はご存じかしら?
噴水型
http://www.narupara.com/modules/blog/2012/09/より拝借

上の透明のでっかい電球のような容器の中でジュースが下から上に噴水のように吹き上がる。
そして天に当たったジュースは内面を伝って降りてくる。
当然ジュースは泡立ちます。
何のためにこういう仕組みになっているのかわかりませんがね。
この手の自販機は紙コップでジュースが供給されるんです。

「愛のスコール」も良く飲んだ。
けど男の子が「スコール出した」とか「カルピス出るようになった」とか言い出すころに、あたしは飲まなくなった。
みなまで言いませんよ。今回は。

「パレード」とかもおいしかったけど、どこへ消えたんでしょうね。
「ラムネ」や「コーヒー牛乳」とか銭湯での定番でした。
おこずかいの大半がアイスや飲み物に消えてた小学校時代の夏でしたね。

付き合いだから、誘われると嫌とは言えないのよ。
サラリーマンのお父さんみたいなセリフを吐いていたなおぼんでした。