昭和歌謡の好きな森田検索が、
「なおぼんは、嫌いな歌手とかいます?」
と訊いてきたから、すかさず、
「槇原敬之だよ。あいつの顔も声も大嫌い」
と言ってやった。
「ええ?いいじゃないですか。クスリやってたみたいだけど」
「あいつの作る歌詞が女々しい。聞きたくないな」
「『もう恋なんてしない』とかですか?あれはあれで喪失感が出ていて共感できたけどなぁ」
「じゃ、いいじゃない。あたしは嫌。クスリをやってたとかは問題ないんだよ。芸術家なんだから」

あたしはメッセージ性の強い歌も嫌いで、「大事マンブラザーズ」なんかも大嫌いだった。
人生の応援歌みたいなのはガキの聴くもんだと思っている。

それからラップやヒップホップも嫌いだ。
歌の下手な奴がやるもんだと思ってる。
特に日本語のラップはなってない。
吉幾三の『俺ら東京さ行ぐだ』は許せる。
あれは良くできている。
ヒップホップはいでたちからして、汚らしいし、だらしがない。
あのずらした落ちかけのズボン、ニット帽は何だ?
だからスノボも嫌いになった。

あたしの音楽の趣味は超保守なのよ。
これは譲れない。

偏見ついでにストリートミュージシャンも好かん。
うるさい。
そういう出身のゆずやコブクロも好きじゃない。

結局、みなさんが「ええなぁ」という歌手は、あたしは好きじゃないというべきか?
嫌いから入る音楽があってもいいのよ。

マキハラは聞こえてきたら聞こえないところに避難するくらい嫌いだ。
ラジオやテレビなら即、切っちゃう。