ヤマカガシという毒蛇に噛まれた兵庫県の男の子が、重症になったんですね。
あたしもこのヘビについては名前しか知らなかったんですよ。
訊けば、どこにでもいるっているじゃありませんか。
それにマムシよりも毒が強いらしい。

ヘビ毒というのは血液の凝固作用を阻害するものや、神経を損傷させるものなどがあるそうなんです。
ヤマカガシは前者の血液の凝固作用を阻害して出血を止まらなくさせ死に至らしめるのだとか。
血液凝固のためのフィブリノーゲンや血小板が大量に消費されることで、出血を止める作用が効かなくなるんだって。
すると体中のあちこちで出血が起こって死ぬの。

ヤマカガシは良く調べると二種類の毒を持ち、先に示した奥歯で「噛まれる」ことによって死に至る強い毒と、頸の毒腺から分泌れるブフォトキシンという失明性の毒があるんです。
この奥歯の毒は獲物をしとめるのに使うのでしょう。

面白いのは、ヤマカガシはもともとは頸の毒腺に毒を持っていないらしい。
ヤマカガシはヒキガエルを食べてそのヒキガエルの毒を頸の毒腺に貯めて、防御に使うのだそうだ。

ヤマカガシやヒキガエルのブフォトキシンは配糖体です。
スズラン毒、ジギタリス毒、キョウチクトウ毒、ヤドクガエルの毒と同類です。

夏の里山は楽しいこともあるけれど、怖いこともあるんだね。
ヘビに噛まれたらすぐ病院に行くんだよ。