ペルセウス座流星群が極大期を迎えます。
あたしも長い間、こういう流星群は忘却の彼方にいってしまってました。

塾の子供らが「どうやらお盆のころが見ごろ」だと噂していて、あたしに「どうしたら見えるの?」と尋ねてきた。
「まずペルセウス座ってのを見つけないとね。吉川君、星座早見を持っておいで」
「はぁい」
吉川竜星(りゅうせい)君が「科学の棚」とみんなが呼んでいるスチール棚から持ってくる。
「なんかね今年はお月様が明るくって(12日で月齢20)、もうひとつ条件が良くないみたいよ」
あたしは新聞の記事からの情報を話した。
「どの方角なん?」
「ペルセウス座は、カシオペアの「W(ダブル)」の近所にある、ここ」
あたしは星座早見のペルセウス座を示してやった。
「カシオペアはすぐ見つかるし、北極星とか北斗七星の見つけ方は習ったね、夜中に北東の方から上がってくる星座なんで、みんな起きてられるかぁ?」
「十二時くらい?」
「うん、そっから二時くらい、極大の四時になったら東の空が明るくなるからどうやろ?」
まあ放射点がカシオペアの下付近なんで、九時ごろからでも見えるとは思う。
放射点から四方八方に流星が飛ぶさまは、それはそれは美しい。

夏の大三角形の方まで飛んでいくやろなぁ…
デネブやアルビレオ、ベガ、アルタイル…
ただ、ここんところ、関西の天気が悪い。
雲が多いのだ。
去っていった台風五号の影響もあるのだろう。
「センセ、十二日の土曜日の天気はええんやて」
「ほうか、そらよかったな。大人の人といっしょに見るんやで。子供らだけで行ったらあかんのよ」
「はぁい。センセは見ぃひんの?」
「あたし?あたしはお酒飲んで寝てるからあかん」
「よっぱらいかぁ」
「そぉ、よっぱらいは、星なんか見ぃひんの」
「夢ないなぁ」
「ほっといて」