アメリカ中間選挙が明日、投票日を迎える。
トランプ大統領への最初の審判が下るのだ。
どうやら、ここにきてトランプ大統領の共和党応援が功を奏し、苛烈な追い上げを見せている。
アメリカ議会は共和党と民主党の拮抗状態であり、共和党議席の改選数が少ない上院が共和党優勢とみられている。
一方で下院は民主党が辛勝するという目論見もあり、そうであれば「ねじれ」を生じることとなり、トランプ大統領に一矢報いる楔(くさび)とならんや?

トランプ大統領が口を極めて言う「不法移民の流入の阻止」のフレーズが、今回の中間選挙でも頻繁に使われる。
そして、タイムリーなことにホンジュラスあたりからの移民たちが列をなしてアメリカを目指している。
「この六千人余りの移民がアメリカになだれ込んだらどうなるか?」
そう言って、トランプ大統領はアメリカ国民の不安を煽るのだ。

しかし私はこの移民の列を報道で見て、汚いなりをしているが血色豊かで、あの長い距離を歩いているのに一向に疲れを見せていないのが不思議に思えた。
もちろん途中でお世話を施す親切な人々がいるのだろう。
小さな子を抱いて、あるいはベビーカーを押して、あの距離を徒歩で行進するのは非現実的であり、なにか演出を感じるのだ。
もしトランプ政権が自身の主張を有利ならしめるために、難民を雇ったとしたら?
「飯とカネをくれてやるから、とにかく歩いてアメリカに向かえ」と、貧民を扇動して歩かせているとしたらどうか?
あれは壮大なフェイクニュースではなかろうか?
共和党が勝ち、中間選挙が終われば潮が引くようにあの難民たちは消え失せるのではなかろうか?

これは私の想像に過ぎないが、私は何事も疑い深いので、そう思った次第である。