昨日のBBCニュースに以下のような恥さらしな記事が掲載された。
Japanese magazine apologises over university 'sex listing'
日本の雑誌が大学別「ヤリマン・リスト」について謝罪した。

The article named some universities where it said female students were "easily available".

そこの女子大生が「かんたんにヤレる」というような記事だった。


A Japanese men's magazine has had to issue an apology after publishing a list ranking universities on how easy it is to convince female students to have sex at drinking parties.d s


The list in the issue of the weekly magazine Spa! prompted outrage. where it s

私が、この事件につき、おおかたの日本人(おそらく男性たち)のヤフコメを見ると、「Spa!」という雑誌はそもそもそういう低俗な記事で売っているので、いちいち取り上げて騒ぐほどでもないというような、一種、この事件につき肯定的な見方をする者が多かったのには、驚いたし、嘆かわしい。


名の挙がった大学およびそこに通う女子大生にとって名誉棄損も甚だしいではないか。
記者は事実に基づいているかのような答弁だったが、一人の記者の単独取材でどれほど客観性のあるネタだったのか疑わしい。
※drinking partiesとはいわゆる「飲み会」であり、ここでは下心ある男が女を誘ってする飲み会であり、酔わせて強姦するような「パーティ」だと暗に言っている。

情けない限りだ。

確かに、ヤリマン女子大生がいないとは言えないが、それとその娘が通う大学とは何の関係もない。
そもそも女子大生の個人の問題を大学のランキングにするとは、入試の難易度、偏差値でランク付けすることとまったく次元を異にするものだ。

また「酒の上での合意」で姦淫するというのは、「詩織さん事件」を思い出させる。
「そういう席にのこのこ出て行く女は、何をされても仕方ない」とまで言われた詩織さんだ。
日本の男性にはこういった見方をする者が少数派ではない。

法廷でも強姦・準強姦事件においては女性の落ち度がことさらあげつらわれる。
被害者であるのにも関わらずである。
法廷で二度も犯されるのだからたまらない。

Spa!の事件の論点からずれてしまった。
これは名誉棄損事件である。