ラズパイ専用のオペレーティングシステム(OS)をインストーラ「NOOBS」を使ってラズパイの中にインストールします。
ABOXセットの付属32GB-microSDカードをラズパイマザーボードのスロットに差し込んでおきます。このカードはずっと差し込んだままでいいらしいです。
私は、参考書として以下の二冊を用意しました。
ラズパイの参考書
これらの本は、最初のうちは右の赤い帯のものだけで足ります。
慣れて、だんだん電子回路などに手を付けるようになったら左の本も参考になるということです。
金丸先生の解説はわかりやすいのでお勧めです(ブルーバックスなので安いし)。
ラズパイだけでなく、電子回路についての解説もとても分かりやすいし、ネットでの部品の入手のしかたまで懇切丁寧に教えてくださいます。

では、液晶テレビとHDMIケーブルでラズパイをつなぎ、USBマウスもUSBキーボードもACアダプター(中間スイッチをOFFにしておいてコンセントにさす)もつないで準備を整えましょう。
液晶テレビ(私のはPanasonicのVIERA)のリモコンでONにし、入力切替でHDMIを選択決定します。
すると、七色の画面が出て、しばらくするとNOOBSが立ち上がって、OSのRaspbianをインストールするかどうかを聞いてきます。
※「ラズビアン」だって…一字違いで大違いだわね。

それと画面下の国別言語を選ぶボタンが出てきますから、ここで日本語を選択しておきましょう。
選択すると、とたんに画面上の英語表記がすべてではないけれど、日本語に変わります。

では、一番上のRaspbianのチェックボックスに、マウスポインタでチェック(✖)を入れてインストーラを起動しますが、ちょっと待って。
その前に、ネットワークのアンテナ印のアイコンをクリックしてWi-Fi環境を入力してやりましょう。
なんでか知らないけれど、私は先にこれをやっちゃった。

ご使用のWi-Fiルータのパスワード(16進数、最後にZ)を入力してインターネットに接続しますと、さっき2種類だけだったソフトウェアが、たくさんに増えました。
これだけインストールしようと思えばできるのか?

しかし、ここは、一番上のRaspbianだけ(これでFULLだと書いてあるし)をインストールすることにしましょう。
わけもわからずに、なんでもかんでも放り込むとあとでやっかいなことになるのも嫌ですのでね。
初心者は、初心者らしくいきましょう。

このインストール、なかなか終わりません。
でもちゃんとダウンロードされていますのでご心配なく。
コーヒーでも飲みながら気長に待ってやってください。
小一時間はかかりましたよ。
終わったら、「OK」をクリックして…
この一連の方法は、金丸先生の本ではネットからOSをダウンロードする方法なので、すこし異なるのです。

いずれにしても、パソコンを使いこなしているユーザーで、自分で設定作業をやった方なら試行錯誤の末たどりつけるはずです。
簡単には壊れやしません。
ただ、力任せにボードをこじ開けたり、強度の弱い部分も多いので優しく扱ってやってね。

Raspbianが立ち上がったら、パスワードを変えろとか言ってきますので、適当にパスワードを設定してやってください。
本にも書いてありますが、デフォルト値の「ユーザー名」は「pi」で「パスワード」は「raspberry」となっているそうです。
変えなくても使えますが、ネットにつなぐこともあるので、変えといた方がセキュリティ上安全です。

メニューバーに、ラズベリーのアイコンがありますね。
これをクリックすると、ドロップダウンリストが出てきて、いろいろ設定可能なことがわかります。
また、プログラミング言語もたくさん選ぶことができます。
地球のアイコンはウェブにつながります。
ブラウザが立ち上がって、検索画面になり、グーグルクロームと同じ使い方です。
黒い画面のアイコンは、プロンプト画面です。
MS-DOSを使っていた私たちには、なじみの深い画面ですね。
プログラミング言語を使う際にはここの画面をつかうのでしょう。
あとはファイルマネージャのファイルボックスアイコンです。

そんなところでしょうか?
レベッカの「ラズベリードリーム」でも聴いて、休憩してください。