エディタ(ATOM)でPython言語のプログラムを書いて、ファイルに保存し、これをコマンドプロンプト画面で呼び出して実行する。
こういう流れが、プログラマの作業のようだ。

カレントディレクトリ上でデスクトップに自分のPython学習用のフォルダを作り、そこにプログラムファイルを放り込んでいく。
ATOMで作ったファイルは自動的にカレントに従って私のPython学習用フォルダに保存されていく。

コマンドプロンプト画面を同時に立ち上げておいて、ATOMとコマンドラインを行ったり来たりしてプログラムのブラッシュアップをやっていくのだ。
最初は、しょうもないことでエラーが出て、プログラムが走らない。
コマンド(関数)の綴りがまちがっていたりするのだ。
最初に使う関数は'print'関数だろう。教本にもまずこれがでてくる。
画面表示のための関数であり、「計算の結果を表示せよ」という命令になる。
print()という書き方であり、カッコ内に数値や文字を入れて実行すれば、そのまま表示される。
それだけならあまり意味がない。
このカッコ内に式を入れたら、計算された結果が表示されるところが「電子計算機」たるゆえんである。
これはコンピュータが生まれた時から持っている基礎の基礎の命令なのだった。
四則演算はもとより、べき乗、商と余りなどができる。
注意すべきは'input()'関数だろうか。
キーボード入力を促す関数だが、キーボードから入力された数字は見た目が数字でも文字列としてコンピュータが受け取っているので、そのままではプログラム中の数式に当てはめても計算してくれず、エラーを返してくる。
データには型があるというプログラムの基本がここで問われる。
'2019'とキーインされてもそれが西暦なのか、数値なのかコンピュータは判断しえないのが前提としてあるわけで、そこで計算させるなら文字列から数値に変換する命令が必要になってくる。

year_str=  input('あなたの生まれ月を西暦4桁で入力してください :')
year = int(year_str)
このように書けば、インプットされた西暦は数値として計算に供することができる。
int()関数はインテージャ関数と呼ばれるもので、カッコ内の文字を「整数」として扱うという意味がある。
これはどんなコンピュータ言語にも存在する。
なお'year_str'とは任意に私が決めた変数名であり、アンダーバーで結べば二語以上でも一つの変数名となる。
またinput関数のカッコ内には、上のように任意の文字列を'  '(クォーテーション)で挟んで記述させることができる。
これはprint関数でも同じである。
このあたりはFORTRAN言語と違わない。

雲行きが怪しくなってきた。遠雷も聞こえる。
五月雨(さみだれ)か…
今日は立夏である。