テストステロン(男性ホルモンの一種)と女性の妊娠時の乳腺刺激、乳汁分泌を促進するホルモン、プロラクチン(男性も分泌する)が作用して、射精という劇的なオーガズムとその後の「賢者タイム」が発現するのである。

オナニーによる実験では、射精に至るまで、テストステロンの血中濃度は急増し、射精とともに急降下する。
それとともに、プロラクチンは射精後も血中濃度が上昇し続ける。
このプロラクチン過多の状況が、男性のいわゆる「賢者タイム」である。
ところが男性(たいていは若い)の中には、射精後もプロラクチンの血中濃度があまり上がらず、相対的にテストステロン濃度も高めで推移する人がいて、こういう男性は連続射精が可能であったり、陰茎が萎えないそうだ。
考えようによっては、男のもっとも男らしい瞬間が、女に「種付けしてる」瞬間だろうから、テストステロンが増えるのも納得できる。テストステロンが増えるからそういう気持ちになっているのかもしれない。

オナニーのし過ぎは「テストステロンの分泌を促進」するので、より男性的になるのかもしれない。ならば、成長期のオナニーはなんら禁じることはないのである。
それより、オナニーの仕方を工夫する方がよいだろう。つまり、さっさと射精してしまうのではなく、時間をかけて、絶頂までもっていき、一気に放出するやりかたで、テストステロンの血中濃度をできるだけ高めるのである。
なんなら、射精しなけりゃ消耗しなくていい。寸止めでやり過ごすのだ。そう主張するオナニストもいるくらいだ。

ところが、テストステロン濃度が高いということは男性型脱毛症を促すということにもなりかねない。
「ハゲ=絶倫」は、あながち外れてはいないのである。
女性も「ハゲ」に魅力を感じるはずだ。大人の女性ほどそうだと思う。
もしそうでなければ、女のほうが未熟なのだ。

ショタコンが女に特有の性癖のように、アダルト分野では語られるがあれは間違っている。
女は未熟な男に性的な感情は湧かないものだ。
母性は、性的なものを排除して発現するはずだからだ。

だから、ショタコンや母子相姦ものは男性の考えた妄想の世界なのである。
これらのコンテンツはほぼ100%、男性が利用している。
また作り手も男性100%である。
これはアダルト業界では常識である。

プロラクチンはその性質上、女性に対して多方面にわたる働きをする。
母性の発現もそうだし、我が子に対する外部からの働きかけはすべて排除するくらい強い効果を産み出す。
子育て中に、男をも、夫でさえも受け付けないのはプロラクチンのせいであろう。

かくして、妻から相手にされない夫は外に女を作ってしまうことになる。


プロラクチンは男に対しては「賢者タイム」という極めて穏やかな効果をもたらすに過ぎない。