年末の風俗も、ここ最近、アベノミクスとかで活況を呈しているわ。
ボーナスでも出たのかしらね。あたしたちも、ご指名があったりして忙しいの。

「お客さん、お風呂の用意が出来ましたんで、どうぞこちらに」
若いお客は、慣れてないのか、前を隠しつつ突っ立っている。
「ここにお掛けくださぁい」
俗名「すけべ椅子」に座ってもらうの。
シャボンをつけて、あたしの「タワシ」であらってあげる。
客の腕をとって、またぐように股間に当てて、ごしごしごし・・・
「どうお?お客さん」
「き、きもちいいっす」
喉がカラカラって感じで、初々しい。
ボディをすりつけて、背中をおっぱいでこすってあげたりしていたら、息子さんがむくむくと頭をもたげてきました。
年配のお客なんか、こんなことでは勃ちゃしない。

しゃがんでスケベ椅子の溝に腕を差し込んで、タマタマちゃんをなぶってあげる。
お客さんの、赤くておっきかった。
タマの大きい人って、たくさん「出す」よね。
男の能力は「竿」じゃなくって「玉」のほうで測るんだって、いつか来た獣医の先生が言ってたっけ。

それから前に回って、じっくり「男の子」を観察。
「あらぁ、元気ぃ。おへそにくっつきそうね」
「ですかね・・・へへ」
あたしは、その剥けあがって、カリを張り出している、自慢のお道具に触らせてもらう。
「硬ったぁい。びんび~ん」
バネのように、それは弾けて、パチンと下腹に当たるの。おもしろ~い。
あたしは、お湯をかけてあげて、体についた泡を、あらかた落として、
「お風呂に入りましょ」って誘うの。
「え、あ、うん」
あたしが彼の手を取って先に入り、彼が、金の浴槽のヘリを跨いでおずおずと入ってくる。
あたしは、湯船で彼に乗りかかって、キスを浴びせて上げた。
あむ・・・
ぺちゃ、ぺちゃ・・・
フレンチ・キスは、初めてじゃないと見えて、けっこう上手だった。
「今日は、あたしを指名してくれてありがとう」
「なおぼん・・さんは、リケジョなの?」
「なおぼんでいいよ。ぼんさんみたいだから・・・プロフィール見てくれたのね。一応、バケ学の学部を出てるのよ。これでも」
あたしは、「潜望鏡」に移るべく、彼の下に脚を入れる。
そして、彼の尻を浮かせて、ペニスを水面に出させるの。
潜水艦が潜望鏡を出してるみたいでしょ。
入店のおりに、店長に「実地研修」で教わったんだ。
「へえ、なんでまた」
怪訝な顔で彼が問う。
「リケジョもエッチは好きなのよ。小保方さんみたいに」
「で、でも、ほかに仕事あるでしょ」
「ポスドクには仕事がないのよ」
「え?なおぼん、ポスドクなの」
「まあね。同僚のサガミさんなんか、京大のマスターなんだから」
店のホームページに、あたしたち女の子のプロフィールがアップされてて、けっこう、「高齢」でもリケジョというだけでお客がつくの。
店長はそれを「売り」にしようと、もくろんで、プロフィールにわざとそういうことを書かせるのよね。
実際、その目論見は当たったわ。
新聞で有名な教授とかが、ほんとに来るのよ。あたしは守秘義務を守るから言わないけど。

「そういうことをいうところを見ると、お客さんも理系?」
カリに指を這わせて、角の鋭さをたしかめながら、ペニスをにぎにぎしながら尋ねた。
「そうなんです。生物化学ですけど、岡山理大出身です」
「あちゃあ、じゃ、藤島先生って知ってる?界面化学の」
あたしは、じゅぼじゅぼと、フェラをかましながら、訊いた。
「知ってるも何も、そこの研究室でした。なおぼんももしかして」
「まさか。ただね藤島先生のテーマとかぶるところがあってね、うちの大学から、そこに教えを請いに行ったことがあるのよ」
「すごいな、すごいなぁ」
しきりに、すごがってくれてるけど、ペニスが柔らかくなってきたぞ。

「ま、関係ないのよ、あたしたちにはね。ここまで落ちればさ」
「もったいないなぁ」
「けっこう楽しいのよ。いろんなおちんちんが観察できて」
「そんなもんかな」
「しぼんじゃったよ。どうすんの?ベッドに行く?マットプレイにする?」
「マットがいいな」
じゃ、と言って、あたしたちは湯船から立ち上がった。

あたしは立てかけてある空気マットを倒して用意をした。
「寝てくださいな。あおむけに」
「はぁい」
素直なもんである。独身なんだろう。彼女も「いない歴十数年」ってとこかしら。

あたしは洗面器にゲルを溶いて、ぬるぬる液をつくって、自分の体に塗りつけた。
おっぱいがテラテラに光って、いやらしい。
おへそも、腿もぬるぬるだ。
おっぱいの谷間にそそり立ったペニスを挟む。
硬さを取り戻したそれは、鋼(はがね)のようになっていた。
乳房が感じる。パイズリが女にとっても快感なのは、勃起したペニスのせいだと思う。
ま、できない女もいるからね。やっぱりある程度、胸が大きくないとね。
「お客さんの、硬いよねぇ。入れたくなっちゃうよぉ」
「入れましょうよ。入れてくださいよ」
「まだよ」
互いの腹を合わせて、滑った。
にょろ~
顔と顎がぶつかりそうになる。
「はひ」
「気持ちいい?」
「ええ」
あたしは、スマタで挟んでやった。
ともすれば入ってしまいそうだった。
会陰に熱い肉棒を感じながら、仕事とはいえ、自分もいい気持ちになりたい。
あたしは手を伸ばして、股間にある彼のペニスをつかんで、より膣に近い部分にあてがった。
「なおぼん、そんなことしたら、入っちゃうよ」
「いいの。入れるわよ」
ぐりっ・・じゅぽ
膣が呑み込んだ瞬間だった。思った通り、カリがいいところを引っ掻く。
「あうん・・おっきぃ」
感じたまま声が出る。
今日最初のお客なんで、あたしのほうがきついのだ。
そのまま騎乗位になって、腰を振った。
「どうですか?お客さん」
「いいです。いいです。最高です」
じゅりっ、じゅりっと陰毛とゲルの摩擦があたしも高ぶらせる。
ペニスの「反り」が、あたしの膣を刺激する。
「でちゃうかも・・・」赤い顔で彼が言う。
「いいのよ。出してっ。あたしお薬飲んでるから、大丈夫だからっ!」
店では、ゴムなし本番付きサービスをモットーにしているので、あたしたちはみんなピルを飲まされている。
だからどこよりも料金が高いのにもかかわらず、お客の入りはいい。
おっぱいがお客さんに鷲掴みにされ、痛痒くなってきて、それが気持ちいい。
そのうち、下から突き上げるようなお客の動きに、あたしのほうが、やられてしまう。
「あっ。ちょっと。すごい・・・きゃっ」
奥が激しく突かれた。子宮が壊れそうだ。
「なおぼん、なおぼん」
「うっく・・・お客さんっ。もう許してぇ」
「いっきまっすぅ!」
どくっ・・・
胎内に噴出を感じ、あたしはのけぞった。
腕を掴まれて後ろへの転倒は免れた。
びくびくと胎内のお客さんのモノが震えている。
そしておとなしくなった。

離れたら、おびただしい白濁液があたしの股間から溢れでたわ。
「お客さん、すごすぎ・・・こんなにいっぱい」
肩で息をしている彼は、マットの隅でへたりこんでいた。
「二回戦、します?まだ半時間ほどありますけど」
「い、いや、もう無理です」
「ちょっと冷たいものでも用意しますね」
あたしはシャワーで始末しながら言った。

なおぼんの風俗物語でした。
若かったら、やってみたくもあったわね。