補中益気湯(ホチュウエッキトウ)という漢方薬を以前にご紹介いたしました。
ツムラの41番です。

このお薬はED、つまり勃起不全によく効くお薬で、バイアグラが体質上、お使いになれない患者さんにおすすめのお薬です。

漢方薬ですので即効性はありませんが、確実に勃起するようになるそうです。

特に体が弱い人で、内向的で、自信のない男性におすすめですって。

そういう人は「心因性」のEDになっていることが多いんだそうで、機能的には問題ないのに、いざ女性の前ではインポになっちゃう。

漢方外来か、薬局で相談してみてくださいな。
簡単に処方されますよ。

このお薬の、いったいなにがEDに効くのだろう?
べつに精力剤ではなさそうだけれど、有名な「朝鮮人参」が入っています。
強壮剤ですね。
それから「黄耆(オウギ)」はマメ科の植物でレンゲソウの仲間です。
GABA(γ-アミノ酪酸)が入っているそうです。
そして「柴胡(サイコ)」は熱さましの生薬で、セリ科の植物だそうです。
「白朮(ビャクジュツ)」は「オケラ」で京都の人は、大晦日の「おけらまいり」でおなじみです。
アザミみたいなキク科の植物です。正月のお屠蘇にも入っていて、胃健薬だそうです。
「当帰(トウキ)」もセリ科の植物で、血液循環を良くします。
「升麻(ショウマ)」はキンポウゲ科の植物で、山菜としても利用される解熱作用のある生薬です。
「陳皮(チンピ)」はミカンの皮だといいます。
日本ではウンシュウミカン(冬ミカン)の皮を干して使います。
血圧降下と、咳止め、胃健の効能があるそうです。
「生姜(ショウキョウ)」はショウガです。
これは胃薬、体を温めるなどの効果があります。
「大棗(タイソウ)」はナツメの干したものです。
お菓子の材料としても、昔はよく使いました。
強壮剤になるそうで、人参と並んで、これもEDには効くのかもしれません。
最後に「甘草(カンゾウ)」はマメ科の植物で、欧州では、砂糖の貴重な時代は、甘味料として使われたものですが、東洋では薬として用いられました。
漢方薬の効きすぎを緩和する、緩衝剤の働きがあり、味もマイルドに仕上げます。

勃たない人は、一度、お試しくださいな。
あたしのつきあった男性も、これだけでちゃんと硬くなりましたよ。
それも複数から聞いてますよ。

by Naoko