内外です。
イギリスのEU残留・離脱国民投票の結果で世の中大騒ぎになりました。
こういう結果になることは予想できたはずです。
「こういう結果」とは、残留・離脱の勝敗ではなく、どっちが勝っても、僅差になる、つまり拮抗して、国が二分されることです。
負けた方は決して少数派ではない。

この国民投票、すべきではなかったと私は思っております。

とうとう、負けた残留派や、勝ったにもかかわらず、なにやら不安になった人々がこぞって、再選挙の請願を起こしている。
これもどうかと思います。
選挙を軽く考えすぎだ。
一旦、しでかした選挙結果に不服を申し立て、やり直すリスクやら、イギリスと言う名門国家の恥をさらすことにもなりかねない。
国益を著しく損なうことくらいイギリス国民はわかっていないのだろうか?

選挙のやり直しが、まかり通ると、何度もそういう「難癖」をつけて裁判所に申し立てることになり、選挙結果が気に入らなければやり直せばいいみたいな風潮になる。
これは由々しき問題だと思いますよ。

しかし、EU離脱の本当のリスクを選挙後に気づくなど、イギリス国民は甘すぎる。
これは日本にも言えることですよ。
次の参議院通常選挙で自公連立政権が躍進すると、早晩、改憲は国民の手にゆだねられることになる。
愚民ばかりだと、イギリスの轍を踏むことになります。
やり直しはできませんよ。ぜったいに。

私は横山尚子のように、「改憲はぜったいにだめ」だとは思っておりません。
9条以外に、時代に合うように改めるべきところがあると思っています。
9条は、私見ですが、改める必要がないというか、平和憲法の芯の部分ですから、これを守れぬようでは、憲法を持つ意味がなくなる。
そう思うんです。

それはさておき、イギリスはとんでもないことを言いだしました。
ロンドン市長がロンドンだけEUに残留して参加するとか、スコットランドが独立してEUに参画するとか。
EUを舐めているとしか思えない発言です。
国家単位で共通の利害を含みあうのが「連合」です。
離脱するなら、確固たる態度で「離脱」を宣言すべきです。
国内を統べられないようでは、イギリスの信用もがた落ちでしょう。
女王陛下はどう、お思いでしょうかね。
「大英帝国」の幽霊を引きずっている国粋主義が、話をややこしくしてしまいました。
ここにも、グローバリズムに反旗を翻すナショナリズムが見え隠れします。
アメリカのトランプ大統領候補の出現と同根の問題を見出せそうです。

元はと言えば、シリア動乱でしたか。
シリアから難民が大量に出て、欧州諸国を大移動しました。
命を賭けてね。
そしてイスラム国の台頭。
テロと戦うことが国粋主義を力づけることになったのです。
外に対する憂いから、鎧を強くしようというのが国民の人情です。
フランスも極右政党が力をつけ、EU離脱のドミノが起こるんじゃないかと心配されます。

かつて国際連盟を脱退して太平洋戦争に突入した日本です。
歴史は繰り返すのか?
お金の問題で済まずに、血を流すことにはならないか?

私、内外小鉄は危惧しております。