浴衣着て いくさの記憶 うするるか (大橋巨泉)

この句は、巨泉さんが早稲田大学時代に俳句研究会に所属されていた頃の作だそうです。
戦争も終わり、自由が国民に行き渡ろうとしている、そういうさなかの様子を見事に切り取っています。
お祭りに浴衣を着て街をそぞろ歩くことができる世の中は、もはや戦争の記憶も薄れてきて、高揚感すら感じます。

八月三十日付毎日新聞夕刊の「発掘」という特集で取り上げられていましたのでご紹介します。

今年の「週刊現代」七月九日号の巨泉さんの連載「今週の遺言」最終回に、
「安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせてください」
とあります。
そしてその後の参院選で自民党は圧勝するのでした。
安倍晋三の野望は成就するのでしょうか?