アメリカでは新型コロナウィルスがパンデミックを起こしだした三月に、ニューヨーク市保健局が異例の「マスターベーションのすすめ」という触書を出したそうだ。
つまり、究極の「3密」であるセックスを当分の間、避けましょうということらしい。
それだけでは、ストレスのたまる人も多かろうから、一人で楽しむマスターベーションなら「大いに結構」と言うわけだ。
とはいえ、自分の手だけ、あとはイマジネーションのみの「おなじみの方法」では、だんだん飽きても来る。
やっぱり人肌が恋しいともなれば、新型コロナを蔓延させてしまいかねない。
そこで、アメリカの大手ポルノ動画配信サービスの"Pornhub"はこのご時世に無料で有料コンテンツを配信しますという破格のサービスに打って出たようだ。

まあ、この手のサイトは別に無料コンテンツでも十分に楽しめるので、こういった「おかず」に対するニューカマーを獲得するにはよいことだと思う。

そして、Amazonではオナニーグッズの注文が殺到しているらしい。
これは、私もある程度予想していたけれど、やはり、この「巣ごもり」環境で、いきつくところは自慰行為だと思うのだ。
「いい大人が」みたいなことを言う「旧弊」な方でもテンガを買ってみようと思うかもしれない。
通販だから、恥ずかしくもない(家族がいれば、受け取りにくいだろうが)。
※Amazon側では買い物履歴として「お客様情報」が取られるので、今後、こういったグッズの新製品情報があなただけに届くかもしれない。

まあ、家族に「マスかきの図」を見られた日にゃ、かなりバツの悪いことになるので、中学生並みにやるときは気を配るよう申し上げておく。

ご夫婦でなさるぶんには、セックスもかまわないかなとは思うが、奥様がスーパーに買い物に行ったり、御主人が通勤電車で罹患してくることもないとは言えないので、リスクはあると思っておいた方がよい。
ならば、ご夫婦で「見せ合いオナニー」はどうだろうか?
新鮮かもしれない。

とはいえ、この状況が続けば、セックスレスが国際標準になり、童貞や処女の若者は増え、少子化はますます進むだろう。

ソーシャルディスタンスを取るのが常識となった社会で育った子供たちは、大人になっても恋愛にディスタンスを保つことになり、はなはだストイックなラブで満ち溢れるのではなかろうか?

バーチャルセックスが当たり前になれば、それは新型コロナウィルスに人類が敗北したことになりはしないか?

早く、免疫を獲得するか、ワクチンや特効薬の完成が待たれる。
このままでは人類は滅ぼされてしまう。