有機化学は「カルボニル基」を中心に考えるとわかりよいです。
もっとも「カルボニル基」のある化合物にかぎってですけど。

>C=O (以下簡単に、-CO-)

これがカルボニル基

ケトンなら
R-CO-R’
RとR'はアルキル基とします。
ケトンの親戚のアルデヒドなら
R-CO-H
そう、アルキル基が水素になっただけ。

尿素なら
H2N-CO-NH2
炭酸(二酸化炭素)の酸アミドですね。
酸アミドは一般に
R-CO-NH2
と書かれます。

つまり、二酸化炭素なら
O=C=O
これもカルボニル。
もとは、これから出発してるんです。

酢酸
H3C-CO-OH
脂肪酸はみなこの形。

過酢酸
H3C-CO-OOH
かなり不安定です。
爆発性があります。

イソシアネート
R-N=C=O
ウレタン樹脂に使われます。

エステル
R-CO-OR’
脂肪酸とアルコールを縮合(水1分子が脱離)させてできます。

最後に、こわいニッケルカルボニル
Ni(CO)4
かなり毒性が強いです。