日本将棋の国際規格なんてことを考えてる人がいるらしい。
世界に愛好家を増やしたいらしい。
囲碁なみに。

チェスをする人なら日本将棋も理解は早いだろうと先読みしてるみたい。
ネット将棋の普及で、実は外国人で一万人ぐらいは指す人が増えてるそうだ。

日本将棋特有の「成り駒」や「取った駒を使える」ところがチェスよりゲーム内容を複雑化して、おもしろがられているようだ。
文化の差として、受け入れていただいている向きには良いのだけれど、「理解できない」というアタマのお堅い方もいらっしゃる。

日本人が将棋(SHOGI)普及でボトルネックと思っていた英語圏の人に対する「漢字」問題はさほどでもなかったらしい。
漢字は「図形」というか「マーク」として認識していて、チェスの駒みたいなもんなんだ。
また、言葉の問題で「詰み(checkmate)」とか、「二歩」「王手」「矢倉」「棒銀」「成る」なんてのはそのまま使ってるって。
ほら、柔道で「マテ」「ユーコー」「アワセテイッポン」とか言うてるでしょ。
あれと、おんなじ。

でもね「棒銀」は"Climbing Shilver"と英訳もされているみたい。
「登っていく銀」ってわけね。
「棒銀」は世界標準な攻めなんだなぁ。
もちろん"Bo-Gin"でも通じるらしいよ。愛好家の間ではね。

棋譜をとったりするのには、漢字は問題が多いのでアルファベットを用いないとだめだろうな。

なおぼんが経験上、考案したのは次のようなもの。
棋譜の位置は、将棋連盟がやっているように全部アラビア数字で横-縦の順に、二次元デカルト座標の第三象限にならってつけるの。
つまり、左や下へ行くほど数字(絶対値)が大きくなるのね。

駒は、玉将がO(別名王将っていうからね)、金将がG(ゴールドよ)、銀将がs(シルバーね。成ったらS大文字になる)、桂馬がk(ケイマまたはKnightの頭文字。成ったらK)、香車がq(苦し紛れだけどわかるでしょ。成ったらQ)、角行はC(Cornerよ。龍馬はUね)、飛車はH(Hiそのまま。龍王はR)、歩兵はf(と金はT)てなぐあい。

先手は+記号、後手は-記号ね。
拙著「上条和子の電鍵」で書いたよね。

+26f、-34f、+78g・・・簡単でしょ?

玉と金と大駒以外は、もともと表を小文字にしておいて、成ったら強くなるんだから、大文字になるのよ。

世界標準の駒もアルファベットにすればいい。
歩なら表が小文字の「f」で裏は大文字の「T」と赤字で書くのよ。
形は五角形で、これは譲れない!
それから正座は酷なんで、囲碁みたいに椅子で対局も可能にしてあげてね。

「成る」「上がる」「寄る」「引く」「右」「左」なんてのはもう、そのまま日本語でお願いしますわ。柔道みたいに。
だって、麻雀だって、中国語をそのまま日本人も使ってるやん。
支障はないでしょ。