信也は枕元に用意されている避妊具を装着すると、紀子に戻った。
「いくぜ」
「来て」
正常位で二人は合体し、そのまま見つめ合った。
「どうなの?奥様より」
「いい、おまんこだよ」
「いやらしいわね。その言い方」
「上品ぶってんだね」
「イヤミね」
信也が、腰を動かし始めるとそんな会話も途切れ、紀子は言葉にならない声を上げ始める。
「ああん、いやあん、ひっく…」
男は無言で汗をかきつつ、女を犯していた。
男の汗が女に落下する。
女は、シーツをワシ掴みにして、何かに耐えているようだった。
「ひぃーっ」
深い突きに、紀子は反り返って、首を折れるくらいに曲げた。

子を産まない女の体は、快楽のためだけの器官となるらしい。
産道になるべき膣は、男根を咥えこみ、絞り上げる仕事しかしない。
子宮は閉じたまま、異物に突き上げられて一生を終えるのだった。

裏返され、向きの変わったペニスは、ねじり込むように紀子に突き刺さる。
「ああん、だめっ、それはっ!」
「なにがだめなんだい」
余裕を見せる信也。
「腰がくだけるぅ」
そう言うが早いか、ベッドにぐにゃりとつぶれた紀子はそれでも信也を離さなかった。
浅い挿入で、信也が紀子の背後にかぶさり、小さく腰を振る。
コンドームをしていても、信也の大きく張り出したカリが紀子の処女膜の痕跡を掻く。
亀頭しか正味入っていない状態でいると、紀子が亀頭だけを絞る。
これが信也にはたまらない。
「いっ、ひっ、やべっ」
ゴム越しでも、信也はがまんができない快感に耐えていた。
「これだから、この女を捨てられない」
そう、思ってにんまりとする信也だった。
ズルい男である。

紀子がいるから、妻淑子とはしない、できない…とは言わない。
淑子にも十分すぎるほど、性技を尽くすのが信也だった。
この男の絶倫ぶりは、どこから来るのだろうか?