逸美は包茎の息子のペニスに唇を寄せた。
「ああ、かわいい」
息だけでそう囁(つぶや)いた。
雄大は、まったく動かずに母親の口元を凝視している。
その母の口は、もうすぐ「自分」をくわえこむだろう…そう思って見ているのに違いなかった。

新型コロナウィルスが世の中に広がり、人々は家に閉じこもったままだった。
逸美と雄大のような、貧困の母子家庭では、することも尽きて、互いの欲望をむさぼるほかなかったのである。
もとより教養もモラルも欠如していた逸美と、ネット情報で性的に早熟になってしまった雄大がみだらな行為に耽溺(たんでき)していったのは、この退廃した時代を映しているかのようだった。

じきに逸美の口の中で硬さを増してくる息子。
「ふっ…」
十四歳の男子の体臭に、逸美は理性を失っていた。
包皮が逸美の舌先で後退させられ、桜桃の果肉のような先端を露わにする。
湯気の立ちそうな若い肉だった。
「かあさん…やべぇよ」
「なぁに?もう我慢できんの?いいよ、お口に出しても」
そう言うと、逸美は雄大をほおばって、吸い上げる。
じゅる…ずぽ…うっぱ…
かつて、雄大の父、孝明(たかあき)に教わったやり方で息子を攻める。
幼なじみの前夫は「千葉のヤリチン」だった。
だから、ほかに女を作っても平気だった。
逸美は、そんな孝明に愛想をつかして、この二子玉川(にこたま)の賃貸に越してきたのだった。
逸美の風俗の仕事が、コロナ自粛でふいになり、なけなしの貯金を食いつぶす毎日だった。
「店」で逸美は、そこそこの売り上げを上げていた「売れっ子嬢」だったのに…

客のさまざまな「持ち物」を見て来た逸美だったが、息子のモノは格別だった。
大きさは孝明より、かなり小ぶりだったが、仕事では雄大より貧弱なモノも、お相手したことがあった。
「ほら、ぴっかぴかよ」
どくん、どくんと脈打ちながら、雄大のそれは母の前で「いきがって」いた。
「もっと舐めてよ」
「はいはい」
じゅぼ、じゅぼ…音をことさら立てて、頭を振って奉仕してやる逸美だった。
雄大の言うことならなんでも聞いてやるつもりだった。
「かあちゃんのもさわっていいかい?」
「そうお?」
逸美は、ジャージのズボンをずらしながら、ショーツ姿の尻を息子に向ける。
「でかい尻っ!」
「言わないでぇ。そんなひどいこと」
「かあちゃん、食っちゃ寝で太ったんじゃない?」
「しかたないじゃん」
雄大の指がショーツのクロッチをなぞる。
「染みができてるぜ」
「ばか…」
父親譲りのいやらしさである。
淫乱な母親にも似ているのかもしれない。

こんな関係になっても、二人はまだ「一線」を越えていなかった。
そう、フェラとペッティングで親子関係を保っていたのである。
逸美もべつに「そうなったら、そうなったで仕方ない」とは思っていたけれど、雄大が「したい」と言わないので、母親から持ちかけることもしていなかった。
無論、「雄大の最初の女」になってやる覚悟は逸美にもあった。

「なあ、かあちゃん」
「なぁに?」
逸美は口をペニスからはずして答えた。
「おれと、かあちゃんがセックスするってのは、やっぱだめかな?」
「したいの?」
「うん」
しばらく沈黙があった。
「じゃあ、しよっか?」「え?いいの?」「あんたがよければ」
「いいに、決まってんじゃん!」
やっぱり、そう来たか…逸美は覚悟を決めていた。

逸美が雄大に向き直って、顔を見合わせる形になる。
「雄大の、最初のオンナに、あたしがなるんだよ?」
「そだよ…だめ?」
「ううん。あたしはいい。うれしいよ」
「じゃ、かあさん、教えて」
無垢な目でそう訴えられると、逸美の秘部も潤ってくる。
仕事では「本番」が禁じられているので、立派な客のモノを見ても自身は欲求不満がたまる一方だった。
逸美は、三年前に孝明と車の中で交わったきり、ずっとご無沙汰だったのだ。
外房をドライブして、夜になって孝明のワンボックスの中で求められたのだった。

今、久しぶりに、それも自分の腹を痛めた息子の成長したみずみずしい男根をいただけるのだ。
禁忌とはいえ、それゆえに、逸美は興奮をおさえられなかった。

「いい?見える?」
「うん、見える」
ことさら、結合部を見せようと、逸美は高まりに腰を落としていった。
じゅく…
若く硬い茎が逸美の熱い秘肉を裂いていく。
「あふぅ」
思わず逸美の声が漏れる。
「入っていくよ。かあちゃん」
「すっごく、硬くって痛いくらいだわ」
すると、雄大は満足げに笑みを浮かべた。
逸美自身、永らく男を受け入れてなかったので、狭くなっていたのかもしれない。
雄大を産んで、十四年が経ってもいるのだ。
逸美は、雄大の体を胎内に感じながら、息子にかぶさって、唇を求めた。
はむ…

キスはこの自粛生活の中で何度もした。
雄大も、上手になった。
キスをすることによって、雄大のペニスは一段と大きく、硬くなっていった。
「ええっ?まだおっきくなるの?」
不思議な感触に、逸美の膣は打ち震えた。
ぐいぐいと、別な生き物が逸美を押し広げ、突き上げる。
「ああん、もっと突いてぇ」
「こう?かあちゃん」
「そうよ、そうよ。ああ、すごいの」
雄大は、自分が、母親をもだえさせていることに自信を得て、さらに突き上げる。
逸美は、騎乗位で後ろに手をついて、腰を振っている。
そうすることで、いいところに当たるのだ。
息子の硬い軸と、弾力のある亀頭でGスポットあたりをこすられ、逸美は軽く逝かされた。
たかだか十四の童貞に逝かされたのである。
母子相姦という特殊性があるとしても、こんなに感じたことはかつてなかった逸美だった。

「かあちゃん、なんか出てきた」
ぶわっと尿のようなしぶきが息子に向かって噴きあがったのだった。
「ああ、あたし、もう」
そう言うと、逸美はまた噴いた。
雄大の腹部といい、胸の方まで潮が飛んだ。
今度は、雄大が体を入れ替えて正常位で母親を組み伏せる。
もう、逸美はされるがままだった。
「かあちゃん、かあちゃん」
壊れた人形のように、逸美は息子に犯されている。
「な、なかにだすぜ」
返事はなかった。
しかし、逸美は両足でがっしりと息子の腰を固めていた。
抜き差しならない形で母子がつながっている。
どくどくどく…
おびただしい、息子の体液が母の胎内に注がれていった…

「ああ、やっちまったぁ」
「ゆうだい…ありがと…」
いつくしむように逸美が、雄大の髪をなでている。
「ゆうだい…」
「かあちゃん…」

シーツが逸美の潮のためか、冷えて気持ちが悪かった。

二人は風呂場にいた。
「ほら、ちゃんと洗わないと臭くなるよ」
「くすぐったいよ」
泡だらけで睦み合う母子。
「また、硬くなってる」
「かあちゃんが、しごくから」
「元気ねぇ」
「おれら、こんなことしてて、いいのかなぁ」
「よくないよねぇ」
いたずらっ子のように逸美が雄大をのぞく。
「中に出しちゃったけど、赤ちゃんできない?」
「できるかも」
「やべぇよ」
「産んじゃおうかなぁ」
「だめだって」
「どして?あんたの子よ。かわいがってあげてよ」
「それって、弟?妹?」
「そうね、世間にはそう言うしかないわね」
洗い合いながら、バカな話をしている親子だった。
「ね、かあちゃん立ってよ」
「え?どうするの?」
「うしろから?いいでしょ?」
「できる?むずかしいよ」
「できるさ」
母親を壁に向かわせて立たせて、雄大がその尻に勃起を沿わせる。
「硬いわぁ。ゆうちゃんの」
「こうやってると、気持ちいいだろ?」
「ほんと、じょうずねぇ」
くねくねと、逸美が尻を動かして雄大のペニスの動きに合わせる。
入れなくても、じゅうぶん気持ちよかった。
雄大が母親を抱えるようにして、豊かな乳房をもみしだく。
「きゃ…ゆうちゃん」
「かあちゃん、おっぱい、やわらけぇ」
少年の手に余る重い乳房である。
「も、もう入れてぇ!」
ついに逸美の方から、ねだってしまった。完敗である。
童貞の息子の軍門に下ってしまった逸美三十五歳だった。

長さを感じさせる挿入だった。
逸美は背筋が伸びる思いだった。
「ああ、入ってく」
さっき蒲団の上で挿入された感じとはまったく異なるものだった。
「かあちゃんの、狭くって、気持ちいいよ」
「そ、そう?あたしも気持ちいいわ」
逸美はもっと奥に欲しくて、尻を突き出す。
くいっと、硬い軸が膣をねじる。
雄大の動きが早くなった。
膣口がめくれるような感触、痛かゆい、じんじんした感じ、すべてにおいて逸美がこれまで感じたことのない快さだった。
そして乱暴な乳房への愛撫。
そのほうがいい…逸美はそう思うのだった。
雄大にむちゃくちゃにされたい…とうに母親としての理性は失われていた。
ふんっ!ふんむ!はうっ!
獣が吠えるような息子の息を背中で聴きながら、逸美は快感に身をゆだねていき、その両手の爪はタイルの目地を掻いた。

「かあちゃん、いくぜっ!」
「ちょうだい!あんたの元気なのを!」

新型コロナウィルス禍が終息したころ、この母子関係はどうなっているのだろうか?