民進党の蓮舫代表が戸籍を公開するそうだ。
自らの「二重国籍」疑惑を解消させるためだという。
日本では、二重国籍が許されず、どちらかを選ばねばならない。
日本人になるのか、外国人のままでいるのかである。
そして、それをしない人には法務大臣が「どちらかを選びなさい」と「催告」することができる。
「催告」に応じない人には日本国籍は与えられず、外国籍のままとなる。

日本の公民権の行使、なかんずく国会議員に立候補する際には日本国籍を証する戸籍謄本の選挙管理委員会への提出が求められる。
蓮舫氏も国会議員であるから、それをクリアしているはずであり、彼女が記憶があいまいだと言いつつ、「日本人」であると明言することにいささかの疑念もないだろう。
それを都議選の惨敗(自民とともに)したのは二重国籍問題をうやむやにした蓮舫代表のせいだと民進党の一部から言われ、今回の「戸籍公開」の運びとなった。

しかし、待ってほしい。
戸籍は軽々に公開すべきものではない。
人権の根本であり、いかなる請求にも、公開されないことが守られるものだ。
公人だからといって、戸籍の公開請求がなされるのは人権侵害ではないか?
「蓮舫氏の個人の問題で、本人がいいというならいいではないか?」という問題では済まない。
こういうことが前例になって、だれもかれも国籍に疑惑のある者が戸籍の公開に応じなければならないとすれば、大変、重大な請求権の乱用だ。
戸籍を公開することは人前で素っ裸になるということだよ、蓮舫さん!

蓮舫氏も、そのことを踏まえて、自身の行為が後々、民主化、人権擁護の理念をないがしろにしかねないことを肝に銘じるべきだ。

そして民進党の党是はあらゆる日本に住む人々、外国人も含めて政治に参加し、国民主権を自らの手に守り通すことではなかったか?
在日韓国・朝鮮人への公民権の付与も認める立場だったと記憶している。
だからこそ蓮舫氏を頂いてきたのではなかったか?

ここにきて、民進党が一枚岩でない、寄せ集めの烏合の衆の党だということが露呈した。
この党も社民党のように消えようとしていくのだろうか?