金メダルが期待される世界柔道ですが、初日の軽量級は残念ながら金メダルは出ませんでした。
私は相撲もよく見ますが、柔道も好きです。
やったことはないですが、やはり国技ということで興味がありました。
ドラマ『柔道一直線』とかアニメ『いなかっぺ大将』の世代ですんでね。
「柔よく剛を制す」という柔道の精神論ですかね、これに感銘を受けたこともあります。
「柔術」とその昔は呼ばれたと言います。
「剣道」は、私はあまりよくわからない。
剣道で有名なドラマ、森田健作の『おれは男だ!』でしたっけ、あれは、あの頓狂な掛け声が嫌で見てられませんでした。
今でも、剣道の掛け声は「うるさい」と思います。
速すぎて、技も見えねぇし…

柔道は組み手争いから緊迫します。
今回のフジテレビの放送では絵による解説がついて、組手でも「けんか四つ」と「相四つ」の違いが分かりやすく図説してました。
決まり手も「一本背負い」やら「袖釣り込み腰」など図で解説がその都度なされます。
寝技、足技もわかりにくいのですが、解説が適切でしたので楽しめました。
それに、反則の解説もちゃんとしていて、なんで指導を受けたのかを観る者にわかってもらえるようにしてました。
東京2020の柔道が楽しみですね。

思えば、山下泰裕氏や故斎藤仁氏の活躍で、柔道に興味を持った私です。
柔道は女子がまた、男子に負けんぐらいに、面白い。
48㎏級の渡名喜風南(となきふうな)選手はかわいいし、小外刈りが得意技らしいですが、昨日の袖釣り込み腰の一本が素晴らしかった。寝技も決めますしね。
52㎏級の阿部詩(あべうた)選手も期待できます。この子もかわいい。
だいたい、軽量級の彼女たちは昔からべっぴんさんぞろいです。
女子は「寝技」が見どころなんですよ。これも立派な、おさえ込み一本勝ちですからね。
重量級の女子選手は、もう、こういっちゃなんですが「怪物」です。
たぶん、普段は女らしいんだと思いますけどね、まさに動く「岩」です。
乗られたら、もう一巻の終わりです。
よって、重量級女子の決まり手は、だいたい、おさえ込みですね。
「たて四方固め」「よこ四方固め」「袈裟固め」「送り襟締め」など、柔道着をうまく使った技も光ります。

内外小鉄デスクに伺いますと、彼は高校時代に柔道が体育の時間に必修だったらしく、男子はみんな柔道着を入学の時に買わされたと言います。
最初は「受け身」ばかりを、バタンバタンとやらされて、手が真っ赤になったとか、冬の畳は冷たく辛(つら)かったそうです。
それでも先生には感謝していると言っていました。
決して無理強いをしない先生で、柔道着など着たこともない生徒を教えるのですから、最初からビビらせるようなことはしない。
「礼節を重んじ…」と始めて、柔道の精神論をまず生徒に教えるそうです。
武道は、相手を倒すのが目的ではなく、克己(こっき)の心を養うものだということでした。
もちろん柔道の選手になる人ならば、克己の上に、相手を倒さねば上に上がれません。
そうでない、一般の高校生にとっての柔道は、これから社会に出るまでの一つの訓練として、礼節や克己の精神、柔よく剛を制すという「物理的」な技の意味、小兵(こひょう)が大男を倒せる理論などを教えてくれたというのです。
社会に出て…と先生が言われたのには、続きがあると内外デスクは言います。
「倉庫業務や、介護、建設現場など体を使う仕事につく人もいるだろう。そのときにケガをしない方法として柔道があるのだ」ということです。
重いものを持って「ぎっくり腰」にならないように、柔道でそのこつをつかんでほしい。
また、街中で転んだというアクシデントには「受け身」がいかに大事であるかを教えてくれたとも言います。
災害はいつ何時おそってくるかわかりません。
そのときに、身を丸くして、首から上を守りつつ、ケガをしないように受けた力を逃がすのが「受け身」の技です。
柔道で投げ飛ばされるのは嫌なものでしょうが、受け身がちゃんとできると、投げられるのが楽しくなると内外デスクは言いました。
先生の投げは絶妙で、投げられるのが気持ちいいとまで彼は言うのです。
「勉強ばかりしていると、体が凝り固まるから、おれが投げてほぐしてやろう」と先生が言って、投げてくださるんですって。
そうすると頭の中まですっきりした感じで、そのあとの勉強に打ち込めるような気がしたと言ってました。

わたしも合気道を少しやりましたが、相手の力を利用して「柔よく剛を制す」の理念を習いました。
私は夫の介助の助けになるものとして合気道を習ったのですが、とても役立っています。
護身術の一種でもあるので、まだ使ったことはないですけれど、世の中何があるかわかりませんので習っておいて良かったと思います。
柔道家「嘉納治五郎」をして「合気道こそ本当の柔道だ」と言わしめたと言います。
大河ドラマ『いだてん』で役所広司が演じている「嘉納治五郎」ですよ。
嘉納は柔道が競技化して、勝敗にのみこだわるように変質してきたことを嘆いて、合気道創始者植芝盛平(のちに大本教に入信)の道場に赴いて、合気道の精神に感激したといいます。

私は「合気道」の歴史をあまり詳しくは知りませんが、師範の要(かなめ)先生にそう教わりました。
要師範は書道もよくされ、高校で教鞭をとっていたそうです。
私も書道をするので、話が合いました。

さあ、今日も世界柔道を観ながらビールを飲みましょうかね。