今日、九月一日は防災の日です。
防災グッズは数々のモノが提案されていますが、中でも筆記具と刃物類について言及されているけれど、扱いが表面的で「あればなんでもいい」というような感じなんです。
私は、それは違うと思うんですね。
災害時に筆記具と刃物は大事なんです。
いろんな記録、伝える手段として、これがないために大変不自由し、ひいては、命にかかわることもあるのです。
なぜ筆記具に「刃物」なのか?
それは、私が提案する筆記具が「鉛筆」だからです。
筆記具とカッター
災害時にボールペンやフェルトペン、万年筆はこれからいう理由で不向きなんです。
まずボールペンは非常に簡便で耐水性があって、優れた筆記具ですが、防災グッズとして保管すると、使わないうちにいざというときインキが固まって使えないことが多いのです。
つまり信頼性において劣ると言うことです。
フェルトペンも同じです。経年変化してしまって、使えないのです。
しかし、鉛筆は違う。
いつまでもたいていのものに書けます。鉄工関係でもケガキに使うくらいです。
ちなみに消しゴムですが、無くてもいいです。そんなに必要性を感じません。
間違えたら、二重線で消しておけばいい。そのほうが前に何が書いてあったのかがわかっていいのです。
弁護士や司法書士、行政書士、税理士、会計士などは、業務上、そうしておられます。

ただ、鉛筆は黒一色なので、地が黒い場所には書いても判別できない欠点があります。
またつるつるしたプラスチックなどには鉛筆は書けない。
だから必ず「紙」を同時に用意しましょう。
写真には「SKETCH BOOK」というコクヨのフィールドノートが写っていますね。
これは学者や測量士が実際に現場で使うノートで、堅牢です。
こういうものを一冊入れておけば安心です。
そして黒いものに書く筆記具として「ロウ石」とか「石筆」というものがあります。
チョーク(白墨)でもいいですが、チョークは耐水性がないんです(水でふやけます)。
ところが「ロウ石」は鉱物なので溶けません。
こういうものも用意しておくと瓦礫(がれき)などに記すときに重宝します。
それからチョークですが、あってもいいと思います。私も一箱、持っています。
小さい黒板もありますよ。

ここで刃物がどうして必要なのかが、お分かりになったと思います。
そう、鉛筆を削るためですね。
もちろん「ドイツ削り器」なんかがあればそれでもいいですが、刃物は鉛筆を削る以外にたくさんの用途があるから用意しておくのです。
写真には、「肥後守」という日本に昔からある小刀と、有名カッターメーカーの「OLFA」のカッターを用意しています。
カッターがあれば鋏(はさみ)は特に必要がないですが、もし裁縫をする必要がある場合にはクロバーの「握り鋏」がいいでしょう。
この鋏は、先端が鋭いので、革製の鞘などを自作してそこに収める必要があります。
私はそうしています。

次に、おもしろいものをご紹介しましょう。
火起こしセット
これは、Amazonで手に入れた、火起こし器具のセットです。
上からケース、火吹き管、火打石(マグネシウムの棒と鉄製の「火打ち金」)
私も持っているだけで、まだ使ったことはないのですが、もぐさ(または乾燥ミズゴケ)、おがくずのような火種になる可燃物に向けて、火打石のマグネシウム棒を火打ち金で激しく叩くらしい。
そうすると、火花が飛んで、可燃物に燃え移り火種になると言うのです。
サバイバルグッズですね。
私は、自信がないので、ジッポーのライターを防災品に入れております。

山登りをしていた関係で、登山用具はそのまま防災グッズになるものと考え、いつでも出せるように見やすいところに置いています。
携帯燃料やカセットコンロとカセットボンベですね。
よく、パックのご飯などを非常食に用意されている方がいますが、たしかに調理に水や火が必要な炊飯は「無理」と考えてのことだと思います。
しかし、私の経験では、なんとかして「炊さん」するために用意しておくのが息の長い避難生活につながると思っています。
ゆえに生米のまま保管しておき(つまりはいつものお米として)、炊さんに必要なコッヘルや飯盒と備蓄の水(二人家族でペットボトル水2L×6本入り×3ケース程度)を用意しておくのです。
パックのご飯は、消費期限もあり、普段から使っていないといざというとき期限切れで困ったことになりますが、コメなら、普段使いのものをそのまま災害の時に使うだけです。少し多めにストックしておけばいい。
これは戦争で被災した人々の知恵です。缶詰と炊き立てのご飯があれば、かなり心安らかになります。
避難生活でも「煮炊き」できるように燃料と水を確保しておくのです。
キャンパーなら、わけないことでしょう。
燃料に木炭を用いるのは、日本人の知恵です。
用意しておいて損はないでしょう。

ただし、避難所での生活で火を使うことはまれだと思います。
これは、あくまでも自宅で避難生活を余儀なくされた場合の話です。
避難所では共同生活ですので行政の指導に従ってください。
食料なども手配されるはずです。