唾液というものは、たいへん重要な作用を受け持っています。

酸っぱい物を食べると唾液が出るでしょう?
あれで、口の中を洗って、酸性物質を薄めているのですよ。
酸性物質に歯がさらされると溶解します。
エナメル質が溶けてしまうんですね。
ハイドロキシアパタイト(水酸化リン灰石)が主成分のエナメル質は酸に弱い。
梅干しやレモン果汁に含まれるクエン酸に簡単にやられてしまいます。
そこで大量に唾液を出して酸を希釈(薄める)するのです。
条件反射で酸っぱいものを見ただけで唾液が出るのは、酸性物質が入る前に準備しておこうという有益な反射です。
また、唾液は緩衝液でもあり、口内のpHを一定に保とうとする働きがあります。
酸性側に傾けば、アルカリ性側に、アルカリ性側に傾けば酸性側に戻そうという化学平衡を利用した働きが唾液にあり、だいたい弱酸性~中性に保たれています。
ネコの場合、口内はアルカリ性に保たれ、歯を守っています。

さらに唾液にはアミラーゼというでんぷん分解酵素が含まれているのは小学校などで実験しましたかね?
でんぷんを糖に分解して、水(唾液)によく溶けるようにし、歯垢を溜めないように最低限の浄化をします。
でもこの効果は小さいので、ぜったいに歯磨きを怠ってはいけませんョ。

唾液は唾液腺から分泌されます。
お腹が減っているときに、おいしそうなものを見ると、つばが湧き出て、ほっぺの裏側が痛くなることがあるでしょう?
あれは唾液腺が唾液をたくさん出そうと筋肉が収縮して絞るから痛いんですよ。
よく似た痛さに胆のうから胆汁が分泌されるときに、胆のうを絞るので、痛くなることがあります。
たぶん、食事をしてすぐに走ったりしたときに横っ腹が痛くなるでしょう?あれです。
胆汁は消化液で、油脂の消化に働くものですから食事の直後に分泌されるのですが、急に絞られると痛いわけ。
それが食後の急激な運動で起こるのはなんでだろう?
食ったら寝るのが一番らしい。
牛になると言われるけどね。

唾液はこれくらいにして、愛液。
女は感じると膣の内部から濡れてくる。
それは、なぜっかって、あんた、その立派なお道具が入りやすいようにでしょうが。
濡れてもいないのにつっこまれたら、痛いわさ。
それも五十を過ぎた、おばちゃんには、もっとやさしくしてもらわんと。
唾液で棒を濡らすのもよろしいが、やっぱり愛液が一番です。
人工のものも市販されとります。

この愛液は「膣液」というそうで、唾液のように腺から湧いてくるというものではないらしい。
さながら汗のように、膣壁からしみだしてくるのだそうだ。
で一昔前はバルトリン腺から分泌される液だとか言われていた。
しかしバルトリン腺から出る液など雀の涙ほどで、とうてい溢れんばかりの愛液とはなりえないことが分かった。
ほかにもスキーン腺やらなんやらかんやらで、膣内は潤っているのです。
しかしながらバルトリン腺液も膣の滑りに寄与する粘液を分泌するようで、男子のカウパー腺液に相当する。
カウパー液はこれも緩衝液であり、精子の運動を助けるのと、滑りを与える働きがあるようです。
私も見たことあるけど、糸を引きますもんね。

膣内を清潔にたもつために、弱酸性になっていることもよく言われます。
デーデルライン桿菌が常在していて、これは乳酸を産生するので弱酸性になるのだそうです。
この菌のバランスがくずれると、悪玉菌がはびこって、マン臭がひどくなる。
これはもう病気ですから、婦人科へ行きましょう。

子宮頚管粘液は乳白色でとろっとしています。
この液は排卵日に増えるんですよ。
「おりもの」が増えるって言いますでしょう?あれ。
排卵日にセックスして中に出してもらうと、妊娠しやすいわけですから、精子を守る粘液なのかもしれない。
精子には目がないので、卵子に近づくためには、環境のイオン濃度を感知しているらしいことがわかっています。
そのイオンとはカルシウムイオンです。
カルシウムイオンの濃度は卵子に近づくにつれて濃くなります。
「近いぞ」と精子はそれを読み取っているというのです。

「潮吹き」とはなんぞや?
AVでよく見るその現象は、どうも「おしっこ」のように見える。
でも膣に男が指を入れて、激しくかき回したり出し入れすると、あたかも膣から噴き出すように見えるものもある。
残念ながら、私には起こらない。
起こったとしたらそれは「尿失禁」だ。
軽失禁くらいなら、よくあります。
この歳になるとね、緩むのよ。なにもかも。
しかたがないのよ。
パンツの替えをいつもバッグにいれてますとも。
女なら若い子でも持ってるはずよ。
ほんと、とんでもないときに「じゃー」ってなるからして…