最近「ラテラルシンキング」という発想法をよく耳にします。
「ラテラル」とは「横への」とか「水平の」という意味です。
QC活動における「水平展開」とはちょっと違うように思います。

いろんな記述を総合すると「常識にとらわれない発想法」ということでしょうか?
たとえば、ここに三つのリンゴがあり、子供たちが四人いて、このリンゴを分けてあげたいとしますが、その場合、どういう対処方法があるかをラテラルシンキングで考えていきます。
「公平に」とはどこにも書いてません。
こういう「揚げ足取り」的な発想もアリです。
・リンゴを等分に、3と4の最小公倍数12切れ(1個を4等分)に切り分けて、3切れずつ分けます。
これが常識にとらわれた回答です。
文句のつけようがない?
ラテラルシンキングの模範解答には、この常識的考えを進めて、三つのリンゴをジューサーでつぶしてジュースにして三等分するというのがありました。
なるほど…

じゃあ、私も、
・じゃんけんで勝った子から順にリンゴを一個ずつ与え、最後に負け残った子には泣いてもらう。
う~んこれは、私的には常識の範囲だなぁ。おもしろくない。
・なにか理由をつけて、一人に帰ってもらう「お母さんが危篤だって」。もしくは「消す」。
ハードボイルドでおもしろいでしょう。「死んでもらいます」
・リンゴ1個を私がいただいて、残りを「半分こ」にして分ける。
なおぼんずるい! やかましい!もとはあたしが買ったんだよ!
・もう一個、リンゴを買い足してやる。
なおぼん、太っ腹!

こんなもんですかね。
私は非常識な女なんで、やばいことも考えます。
でも最後の手段が、私には一番合ってるかな。
買い足してやるのよ。
無用な争いは避けたいしね。
もとよりリンゴを切り分けたり、ジュースにするというのは、もらう方からしたら幻滅ですよね。
同じもらうなら、完全形でもらいたい。
我慢は嫌だ。
買い足すには、少し時間をもらわんといかんのですけども。

まあ、このようにブレインストーミングの一形式だと思ってください。
私が手伝っている塾でよくやる遊びです。
現実の社会では、いろんな発想を求められることがあるでしょう。
ありきたりの発想では、新商品や新サービスは生まれないし、顧客が向いてくれない。
もう出尽くした感がある市場でも、まだ何か違った切り口、組み合わせの妙があるに違いない。
そう思って、頭をひねる訓練としてラテラルシンキングやブレインストーミングがあるのです。

「接合」ひとつとっても、「ねじ止め」「リベット」「溶接」「接着」「かしめ」「はんだ」「ロウ付け」などなどいろいろあるわけです。
接合する部材によってもとから不可能なものもありましょう。
接合場所によってはねじ止めが無理なところもある。
そもそも接合が必要なのか?
そういう形のものに一体成形したものは作れないか?
私たち機械工も、いつも仲間とそういう打ち合わせをしています。
ラテラルシンキングが必要な部門は、クリエイティブな仕事をしているところなのかもしれません。