ケータイ(スマホ)があればトランシーバー(無線機)など必要ないのでは?
そういう人が多いと思います。

まあ、シーンにもよるんですけど、たとえば映画『ワイルドスピード』ではファミリーの仲間がカーチェイスで互いに連絡を取りあうのには、ハンディトランシーバーを必ず使っています。

彼らだってスマホ、持っているんですよ。でも大事なミッションではトランシーバーなんですよ。

これは自衛隊でも、そのほかの国の軍隊でも、はたまた消防や警察もそう。

インフラがダウンした場合でも無線なら大丈夫なんですよ。

そして「片側通話」で「全員可聴」である無線の特徴が生かされています。

スマホは電話回線ですから「同時通話」です。これは参加者全員「可聴」ではない。
デジタル化されていなかったころのケータイではゼネカバ受信機で他人の通話を「可聴」できましたがね。

それは盗聴であって、主たる目的ではないから「全員可聴」ではない。

しかし無線はその周波数を使って受信できる環境にあれば可聴であり、それで集団活動がとりやすくなる。

チーム活動にはなくてはならないアイテムがトランシーバなんです。

会場設営とか、イベント会社の仕事をしたことがある人は「インカム」というトランシーバを渡されて仕事したことありませんか?

工事現場とか、多くの人が出入りする場所での仕事、ハンター(猟師)、タクシー配車などなどトランシーバの活躍するシーンはたくさんあります。

商業回線を使うスマホではいちいち通話の断続がめんどうだけど、トランシーバならスイッチをオンしておけば、いつでも会話できます。料金も発生しませんし。

ただ限られた周波数での使用になるから混信(混線という年配の方もいますね)が避けられません。
インカムなどは出力が小さいので限られた空間でしか使えませんから、混信の心配は少ないです。
私もKENWOODの「デミトス」という特定小電力トランシーバーを持っています。
派遣先の工場に入るとき、広い工場だと仲間との連絡が取りにくい。
それにスマホ持ち込み禁止の工場もある。
どうも写真撮影されるのが嫌なようで、スマホの電源を切ってくれと言われるんです。
そうなるとトランシーバしか連絡の方法が無くなるのね。
もちろん許可を得て使わせてもらうんですよ。

スマホは、やはり端末機ですからトランシーバにはない多彩な機能があります。
単純には比較できないけれど、スマホとトランシーバは両方必要かなと思います。