小麦色の肌と割れた腹筋、きれいに剃り上げられたアンダーヘア…
そそり立つ「龍」は両手で握っても余るくらい。
しなやかにしなるが、しっかりとした硬さが手のひらを通して感じられる。

彫の深い目鼻立ちが、歪み、眉間に深いしわを刻む。

射精が近いのか?

ふいごのような息を吐き、男は吠えた。
勢いよく飛び出す乳のように白い汁…

それは何度も私の乳房を叩き、熱い流れを作った。

かぐわしい男の香り…

私も軽い絶頂を感じた。
下腹部の奥にうずきを覚えながら、目の前の龍の子を搾る。

手に残る恋人の命を口にしてみた。
海の匂いがした…

1987年の夏、湘南にて。