「おうち時間」を使って片付ける人が多いと聞いた。
出されるゴミが半端ないのだそうだ。
「断捨離」に目覚めた人が、暇にあかせて、じゃんじゃん景気よくほかす(捨てる)もんだから、衣類や燃えないゴミが天文学的数量になって集積場を埋めているそうだ。
「断捨離」は極めて個人的な活動であり、環境問題のことなど考えている人は少ない。
自分の捨てた物が、どう処理されて、どこへ行くのかなど考えもしないのだ。
その処理には多大な人手とエネルギーが費やされていることなど全く関知されない。

私はその無責任な行為に、ついつい腹を立てる。
断捨離を進める人(とくに女が多い)が好かん。
彼ら、彼女らは結局、いらないものが自分の視野から無くなればいいというだけの、自分勝手でやっているのである。
それが一人や二人なら影響も少なかろう。
それが新型コロナ禍によって「おうち時間」が増えたために、多くの人が「断捨離」に勤しんだ結果、ゴミがパンデミックを起こしてしまったのである。
これは社会問題である。
捨てた人は責任を感じてほしい。
使い捨てマスクだってそうだ。
あれは合成高分子の不織布からなっているので、ほぼ石油製品(そしてほぼ中国製)である。
あれを医療関係者でもないのに毎日捨てているというのは、環境に負担をかけている。
感染拡大期ならいざしらず、もはや終息期に移行しているのであれば「使い捨て」ではなく「アベノマスク」か「布マスク」にしようぜ。

私はSDGs活動をしているので、その点をとても気にするのだ。
普段から「余計なものは買わない」し、好きな本もできるだけ古書を選ぶ。
着るものは何十年も着まわしていて、破れてもそのまま(繕ってもいいのだが、私は針仕事が苦手)である。
男性の前で脱ぐことがあっても、オバシャツと軽失禁用ショーツだったりする。
年配のセフレだと、そのほうが「そそる」らしいので、世の中「蓼食う虫も好き好き」とはよく言ったものだ。
そして買ったものは捨てない。
もらった物でも、後生大事に取ってある。
使わないから「捨てれば」と言われることもあったが、そうするとゴミになるので捨てない。
そのうちゴミ屋敷になるだろう。
ただ生ゴミをため込んでいるゴミ屋敷はいただけない。
あれは病気だろう?
衛生観念のない人は願い下げだよ。
近所迷惑だし。
私の家には、古いアマチュア無線機だの、アンテナの残骸だの、同軸ケーブルの束、被覆電線類、パーツ、油圧ジャッキ、工具、釣り具、楽器などなど、遺品整理のときに、業者が「喜び」そうなものばかりですよ。
古いオーディオというのかな、カセットデッキとかビデオデッキ、アンプなんかもあるなぁ。
昔はバラで買ったのよ。
アンプはテクニクスで、デッキはソニー、チューナーがケンウッド、スピーカーはダイヤトーンってね。
だからうちの「ゴミ屋敷」はもしかしたら「宝島」かもよ。
金属も銅ならけっこうあるわよ。これだけでも価値あるでしょうね。

というわけで私は捨てない。