朝から震度5弱の揺れを経験した。
緊急地震速報と同時だった。

阪神大震災以来の揺れだった。
私の古家が軋む、いやな音が長く続いた。

揺れが収まると、戸棚の中の器などがガラス戸に阻まれて倒れている。
写真立てもみな倒れていた。
驚いたことに私のアップライト型ピアノが動いて、壁から10cmぐらい離れてしまっている。
加速度の大きさが身に染みた。

ガスが止まっている。
電気や水道は大丈夫のようだった。

ガスには地震遮断が働くようになっている。
これの解除の仕方がわからず、「るるるコール」に電話するも回線が混んでつながらない。
当たり前だった。
大阪ガスのホームページもアクセス過多で表示されない。

私は、ガスメーターなどどこも同じはずだと思い、東京ガスのホームページにアクセスした。
ここには解除の仕方を動画で示されていた。
その通りに復旧させることができた。
その間は、カセットコンロで朝ご飯の支度をしていた。
※この復旧方法(元栓を締めて、ガスメーターの黒ボタンを押す)は、ガス屋さんから聞いていたはずなのに失念していた。

体の不自由な夫の通う施設には被害がなかったが、介護スタッフが出勤してこられないので、できれば自宅待機をお願いしたいと要請してきた。
仕方がない、会社を休んで家で見ることにした。
余震が、たびたび襲ってきた。
ここ、宇治市では平等院の壁にひびが入ったとか、のどかな情報が入って来ていた。

高槻の小学校のブロック塀が倒壊して、登校中の少女が下敷きになったという痛ましい情報が入った。
プールの目隠しとおぼしき、薄っぺらなブロック塀だった。
上半分がすべて下の歩道に落ちていて、少女はひとたまりもなかったようだ。
安全なはずの通学路で犠牲になるなんて、これは人災である。
あのブロック塀を見よ。
芯が入っていないし、裏の補強が皆無だった。
子供らによる、無邪気で楽しげな絵がさらに悲しみを誘う。
約二十五年前に目隠しとして下の壁の上につぎ足されたそうだ。
目隠しだけならもっとほかの方法があっただろう?
ブロック塀をあんなに高く積んではいけない。
震災を何度も経験した日本人にとって、予測不可能だったとは言わせない。
これは大人の重過失だと、私は思う。
ブロック塀の被害は地震のたびに起こっているではないか。

鉄道の運転見合わせによって、多くの通勤通学者の足に影響した。
この処置も、過去の震災の教訓を生かせていただろうか?
今一度、再考せねばなるまい。