・サイコロには雄と雌がある?
この写真を見ていただきたい。

サイコロ雌
これは私の手元にあったサイコロだが、「一、二、三」の目がすべて見える角(かど)からサイコロを眺めた場合、写真のように反時計回りに「一、二、三」と目が並ぶサイコロを「雌」といい、逆に時計回りに目が増えていくものを「雄」というらしい。
そして日本のサイコロは、ほぼ全部「雌」なのだそうだ。中国には「雄」のサイコロがあるらしい。

・そろばん(算盤)の語源
私の世代(1960年代生まれ)は、ほとんどみんながそろばん塾に通っていたから、そろばんで計算すること自体は造作ないと思う。
もっとも、少年・少女時代を商都大阪で育ったという条件付きで。
ところでこのそろばん、算盤と書いてどうして「そろばん」と読ませるのだろうか?
どうやら中国語語源らしい。
算盤は中国から渡来したもので、彼の国では「すわんばん」と発音したらしい。つまり「さんばん」だな。
それがなまって「そろばん」となったというが、やや苦しいね。
とはいえ、近い言葉が「すわんばん」しかないので、これが元になったと言われりゃ、仕方ない。

・つまようじ(爪楊枝)の楊枝は何の木?
おっちゃんが食事のあとにシーハーする道具である。
糸ようじなるものも存在し、なかなか重宝なものだ。
このつまようじは「楊枝」の一種であり、中国では柳(やなぎ)の枝でつくられていたのでこの漢字がある。え?柳じゃなくって楊じゃないかって?
中国ではね「楊柳」と書いて、ヤナギを表し、おそらくこの木には雌雄があるから、その別を書き分けるのかと思ったら、さにあらず。
「やなぎの下のドジョウ」、「やなぎ幽霊」、「小野道風と蛙」でおなじみのしだれるヤナギは「柳」の字を、ネコヤナギのような、しだれないヤナギを「楊」と書くらしい。
万葉集でも書き分けて使っているので、観賞するときは要注意である(楊注意かな?)。
「チコちゃんに叱られる」でもやってたけど、日本の爪楊枝の後端のこけし風の飾りは、爪楊枝屋さんが自社の爪楊枝を他社のものと差別化するために考案したデザインであって、「こういうこともできる」という技術の高さのアピールも兼ねてたそうです。もとは無駄な技術でしたが、一般化するとこれがないと爪楊枝らしくないわけで、その意味では評価されていいと思います。
世間でよく言われている、こけし部分を折り取って爪楊枝置きにするというのは「酒場の戯言」にすぎないそうです。
だいたい、そんな用途が必要か?つまようじに。

・アメリカ海軍での箒(ほうき)の利用法
アメリカ海軍では、新しい軍艦の試運転の際、巨大な箒をマストに飾るそうだ。
試運転が問題なく済むようにという願いが込められてのことだが、「掃除が済む」というスラングに因むものらしい。
京都で、玄関に箒を逆さに立てかけておくと、客に早く帰れ(長居無用)というサインになるのは知っているが…


この写真はウィキペディアの米潜水艦ワフーのものだが、潜水艦のマスト?に箒が逆さに立ててある。
これは試運転ではなく、ワフーが数々の日本の船を沈め、「海を掃き清めた」という意味で艦長のモートン少佐が掲げさせたものらしい。(右の背中がモートン艦長らしい)