高度プロフェッショナル制度なるものが今国会で議論の的になっている。
サービス残業の温床になるといって野党は大反対している。
与党自民党は「取り越し苦労」だと取り合わない。


はたして我々労働者にとってはいかなる制度となるのだろうか?
野党の言うように「残業代ゼロ」で「過労死の温床」となるのか?

なんでも平均年収の三倍でだいたい1000万円以上ももらっている人が対象らしい。
そして労働者の意思でこの制度を利用する旨、雇用者と書面で取り交わすことが要件らしい。

どんな職種がそうなのか気になるところだが、
「金融商品」の開発とディーリング…これはいわゆる「高給取り」の典型業種で、世界市場が相手だから昼夜兼行にならざるを得ない。
よくわからないのが「アナリスト」とか市場分析をする業種。
そして「コンサル業」だそうだ。
専門性が高くって、成果主義にはもってこいの業種なんだろうか?

そして私がかつていた職場の「研究開発」である。
でもこれはただちに「高給取り」ではないので、成果主義で「残業代ゼロ」をやられるとたまったもんじゃない。
私なんか、あのころで年収五百万円に満たなかったもの。
そんで「成果主義導入」だったから、馬鹿らしくって結局、辞めたった。
今は年収190万円ですぜ。
それと旦那の障害者年金、加給年金、行政の諸手当・補助金・還付(世帯主の私が低所得者ゆえ)、自動車税免除、旦那の医療費無料(重度障害者)で大人二人と猫一匹が暮らしてる。
まあ、私が一人っ子で、子なしで、両親が遺した土地建物と預貯金もあったからよかったと思ってる。

というわけで、高給取りが「困る」んであって、ほとんどの人は気にしないでいいじゃないか?
だいたい1000万円も年間もらっておればその中に残業代が込みだってことぐらいわかるやろ?

私は古本と安酒があればなんにもいらない。
旅行も行かないし、グルメでもないし、メルカリに売るものは持っておらんし、かといって断捨離はしないし、ミニマリストではけっしてない。
どっちかといったら「ゴミ屋敷」派かもしれない。