検流計(ガルバノメーター)を使って、コイルに電流を流してみましょう。
用意するものはもちろん検流計と、トイレットペーパーの芯に巻いたエナメル銅線のコイル、そしてネオジム磁石です。
コイルを巻くのって、大変なのよ。汚い巻き方ですけど、勘弁ね。
エナメル銅線の末端をサンドペーパーでこすってエナメルをはがし、検流計のプラス極(マイナス極でもいい)端子と0端子につなぎます。
この回路には電源がまったくありません。
このコイルの一方の端にネオジム磁石を素早く差し込んでみますと、プラス側に検流計の針が振れました。磁石を抜くときはマイナス側に振れています。
こつは、磁石を早く動かすことです。ゆっくり動かしても針はあまり動きません。この動画のように、コイルの中に磁石をすばやく差し込んだり、抜いたりすると、コイルに電流が流れることが検流計の指示でわかります。
この原理によって、モーターや発電機が生まれたのです。
そしてファラデーの電磁誘導の法則に発展し、マックスウェルが電磁気学という新しい物理学の体系を構築したのでした。

ヒマなんで、一度、ほんとかどうか確かめてみたかったんです。