Python言語はコンパイラ(翻訳機)を通して実行する言語なんだけど、パソコンで走らせるには、OS(オペレーティングシステム)を介して使うことになる。
広く使われているWindows10やMacOS以外に、ラズベリーパイで使うLinuxが有名なOSだろうか。
※正確にはラズパイのOSはLinux系のRaspbianである。

PythonはWindows10の「コマンドプロンプト画面」でとりあえず使うことができる。
プログラミングの記述を、エディタというソフトウェアを使うのはどんなコンパイラ言語でも同じ。
PascalとかC言語系、古くからあるFORTRANとかCOBOL、PL/1などのJIS規格言語もそう。
理系の学部なら必修じゃなくても、そういう言語を扱う情報処理の授業が履修できるようになっているでしょう?

そうそう、エディタでしたね。
ラズパイの教則本ではRaspbianの中にPythonShellが入っていて、このアプリにエディタ画面が含まれています。
Windows10なら、ATOMというエディタをインストールし、Pythonを使う方法があります。
ATOMを使わずに、対話形式でコマンドプロンプト画面でPythonを使うこともできます。
しかしながら、複雑なプログラムはATOMでPython言語で記述し、ファイル化してコマンドプロンプト画面で実行するというのが普通でしょう。
単純なPythonの命令文をワンステートメントで、コマンドプロンプト画面からでも実行できますよということです。

C:¥Users¥Naobon>cd Desktop
C:¥Users¥Naobon¥Desktop>mkdir pythonpgm
C:¥Users¥Naobon¥Desktop>cd pythonpgm
C:¥Users¥Naobon¥Desktop¥pythonpgm

これで、"pythonpgm"というフォルダがデスクトップ画面に新たに作られました。
MS-DOSを使ったことのある人ならおなじみの手法です。
この"pythonpgm"にATOMで作ったプログラムを入れて、まとめておき、プログラムごとに呼び出して実行するのです。

単にデスクトップに新たなフォルダを作るのに、面倒なコマンドプロンプト画面を使う必要があるのか?
GUIで簡単に新しいフォルダなど作れるのにね。
そこはプログラマの心得として便利なGUIに頼らずに、あえてCUIを使っていこうという精神論みたいなもんです。
こだわりなんでしょうね。
CUI(コマンドプロンプト画面)を使っていくうちにGUIのほうが面倒だという気になってくるのだそうです。
そうなったときがプログラマとしての将来が描けてきたときなのかもしれない。
Windows画面に慣れた「ユーザー志向」から、一歩下がった立ち位置の「プログラマ視点」で見るということなのかもしれません。
一流の開発者には、そういうこだわりがあるのでしょう。
私にはまだその良さがわからないし、コマンドプロンプト画面が面倒だと思っている人間です。

明日は立夏だといいます。
季節は確実に移り変わっているのです。