NHK教育の将棋講座『将棋フォーカス』が四月から人員刷新で新たなスタートを切った。
菅井竜也七段と鈴木環那(かんな)女流二段のお二人の掛け合いがおもしろい。
まるで「世田谷自然食品」のテレビショッピングみたいなんだよ。
菅井流の振り飛車「やんちゃ流」という「対居飛車棒銀」で棒銀の破壊力を鉄壁で防ぐ手段を解説するのが目的だそうだ。
私が「居飛車棒銀」をするので、相手の受けを研究するにはもってこいの授業である。
「やんちゃ振り飛車」なんていう戦法は聞き始めだったが、解説を聞くとどうやら「ゴキゲン中飛車」のことらしい。
「振り飛車は角道をとめろ」というセオリーを破った中飛車戦法が「ゴキゲン流」であり、中飛車で角道をあえて止めない戦い方で、たちまち急戦模様になる激しい戦いとなる。
発案者の近藤正和六段がいつも笑顔でこの戦法をくりだし、連戦連勝したので、誰が言ったか知らないが「ゴキゲン中飛車」と呼ばれるようになった。
と、これは講座の受け売りだけれど、私はこの戦法をまったくといっていいほど知らない。
私の相手のKちゃんの中飛車は「ゴキゲン中飛車」ではなかったと思う。
Kちゃんは、どちらかというと四間飛車をよく仕掛けてきた。
それはおそらく、私が棒銀を学習中で、その書籍の相手が四間飛車だったので、Kちゃんが、それに合わせてくれていたのだろう。
いずれにせよ、本講座では後手が居飛車棒銀で舟囲い、先手が中飛車、美濃囲いという典型序盤だった。
今までの解説とは雰囲気が違って、聞き手の女流(鈴木環那)がまさに菅井七段と対戦しているかのように、「こんな手はいかがでしょう?」「それはきついですが、こうしまして、こうなるとどうですか?」「つづきませんね。じゃあ、わたくし良い手を思いつきました」「ほう、なかなか」てな具合に、テレビショッピングのおばさん(失礼)みたいに低い声で、しかしはっきりとてきぱき駒を置いていく環那女流二段の、こなれた会話が見事である。
鈴木さんは若いのだろうか?若作りなのだろうか?
名鑑には千葉出身の31歳で、あの詰将棋作家で有名な原田泰夫九段(故人)の門下だとある。
プロデビューは14歳と早く、数々の素晴らしい成績の持ち主だそうだ。
ところで、原田先生の詰将棋本は私も二冊ほど持っている。
しばらく将棋フォーカスを観ることにしよう。
菅井竜也七段と鈴木環那(かんな)女流二段のお二人の掛け合いがおもしろい。
まるで「世田谷自然食品」のテレビショッピングみたいなんだよ。
菅井流の振り飛車「やんちゃ流」という「対居飛車棒銀」で棒銀の破壊力を鉄壁で防ぐ手段を解説するのが目的だそうだ。
私が「居飛車棒銀」をするので、相手の受けを研究するにはもってこいの授業である。
「やんちゃ振り飛車」なんていう戦法は聞き始めだったが、解説を聞くとどうやら「ゴキゲン中飛車」のことらしい。
「振り飛車は角道をとめろ」というセオリーを破った中飛車戦法が「ゴキゲン流」であり、中飛車で角道をあえて止めない戦い方で、たちまち急戦模様になる激しい戦いとなる。
発案者の近藤正和六段がいつも笑顔でこの戦法をくりだし、連戦連勝したので、誰が言ったか知らないが「ゴキゲン中飛車」と呼ばれるようになった。
と、これは講座の受け売りだけれど、私はこの戦法をまったくといっていいほど知らない。
私の相手のKちゃんの中飛車は「ゴキゲン中飛車」ではなかったと思う。
Kちゃんは、どちらかというと四間飛車をよく仕掛けてきた。
それはおそらく、私が棒銀を学習中で、その書籍の相手が四間飛車だったので、Kちゃんが、それに合わせてくれていたのだろう。
いずれにせよ、本講座では後手が居飛車棒銀で舟囲い、先手が中飛車、美濃囲いという典型序盤だった。
今までの解説とは雰囲気が違って、聞き手の女流(鈴木環那)がまさに菅井七段と対戦しているかのように、「こんな手はいかがでしょう?」「それはきついですが、こうしまして、こうなるとどうですか?」「つづきませんね。じゃあ、わたくし良い手を思いつきました」「ほう、なかなか」てな具合に、テレビショッピングのおばさん(失礼)みたいに低い声で、しかしはっきりとてきぱき駒を置いていく環那女流二段の、こなれた会話が見事である。
鈴木さんは若いのだろうか?若作りなのだろうか?
名鑑には千葉出身の31歳で、あの詰将棋作家で有名な原田泰夫九段(故人)の門下だとある。
プロデビューは14歳と早く、数々の素晴らしい成績の持ち主だそうだ。
ところで、原田先生の詰将棋本は私も二冊ほど持っている。
しばらく将棋フォーカスを観ることにしよう。